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ワンセグ放送対応type Tも登場!――ソニー、2006年春モデルのVAIOノート新製品を発表

2006年01月06日 15時00分更新

文● 編集部 小西利明

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type TをのぞくVAIOノートでは、type Fとtype Sシリーズにマイナーチェンジされた新製品が発表された。type A/AS、type F Light、type BXは、秋モデルが継続販売となる。type AについてはVOMモデルのCTOメニューに、DVD±R DL対応のDVDスーパーマルチドライブが加えられた。

15インチワイド液晶&2スピンドルノートの“VAIO type F”『VGN-FS553』
15インチワイド液晶&2スピンドルノートの“VAIO type F”『VGN-FS553』

“スリム&ワイド”で一躍VAIOノートの一番人気商品となったVAIO type Fシリーズは、基本スペックの向上した店頭モデル3機種が登場した。

VAIO type Fの主なスペック

VGN-FS53B
Pentium M 750-1.86GHz/メモリー 1GB/Intel 915GM Express内蔵グラフィックス/120GB HDD/DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/15.4インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット/IEEE 802.11a/b/g 無線LAN搭載/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属/チューナー内蔵テレビポートリプリケーター別売
22万円前後/14日発売予定
VGN-FS33B
Pentium M 740-1.73GHz/メモリー 512B/Intel 915GM Express内蔵グラフィックス/100GB HDD/DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/15.4インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット/IEEE 802.11b/g 無線LAN搭載/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属/チューナー内蔵テレビポートリプリケーター別売
19万円前後/14日発売予定
VGN-FS23B
Celeron M 370-1.50GHz/メモリー 512B>/Intel 910GML Express内蔵グラフィックス/80GB HDD/DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/15.4インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット/IEEE 802.11b/g 無線LAN搭載/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属/チューナー内蔵テレビポートリプリケーター別売
16万円前後/14日発売予定

新製品は薄型(最薄部25.4mm)のボディーに、15.4インチワイドサイズの液晶ディスプレーを備えるフォームファクターはそのままに、CPUやメモリー容量、HDD容量などが強化されている。TV録画機能は内蔵しないが、別売りのtype F専用“テレビポートリプリケーター”を装着することで、TV録画も可能となる。また全機種が標準でDVD±R DL対応のDVDスーパーマルチドライブを内蔵するようになった点も改良点である。最上位機種のFS53は、メモリーを標準で1GB、DDR2-533のデュアルチャネル接続で搭載しているため、FS33と比べると、CPU性能差以上のパフォーマンス向上を実現している。

本体サイズは幅364×奥行き264.5×厚さ36.4mmで、重さは約2.85kg。モバイル用途にはやや重いが、家庭内で移動して使うには十分だろう。バッテリー駆動時間は約3.5時間(FS53、FS33の場合、JEITA測定法1.0)。またパームレスト部分に、全機種FeliCaポートを内蔵している。予想実売価格は、FS53が22万円前後、もっとも安価なFS23が16万円前後と想定されている。

企業向けモデル“ビジネスパーソナルモデル”の“VAIO type F biz”『VGN-FS92PS6』。コンシューマー向けとはカラーリングが異なる
企業向けモデル“ビジネスパーソナルモデル”の“VAIO type F biz”『VGN-FS92PS6』。コンシューマー向けとはカラーリングが異なる

type FのVOMモデルは、秋モデルの継続販売となるが、店頭モデルのFS53に合わせて、選択可能なHDDに120GBが加わった。また企業ユーザー向けの“ビジネスパーソナルモデル”も継続販売となるが、Office 2003を選択可能なモデル『VGN-FS92PS6』が加わった。

VAIO type S

VAIO type F『VGN-S55B/S』
VAIO type F『VGN-S55B/S』

2スピンドルのパフォーマンスモバイルノート“VAIO type S”シリーズの店頭モデルには、メモリー搭載量がアップした『VGN-S55B/S』が発表された。なおVOMモデルについては、秋モデルが継続販売となる。

VGN-S55B/S
Pentium M 740-1.73GHz/メモリー 512MB/Intel 915GM Express内蔵グラフィックス/80GB HDD/DVD+R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/13.3インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット/IEEE 802.11a/b/g 無線LAN搭載/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
20万円前後/14日発売予定

type Sは重量1.95kgのボディーに13.3インチワイドサイズの液晶ディスプレーを備える、独特のフォームファクターのモバイルノートである。パフォーマンス重視志向で2kg弱のモバイルノートは各社から発売されているが、ワイド液晶ディスプレーを搭載する製品は珍しい。新製品のS55では、標準搭載メモリーが512MBに増量された以外は、特に変更点はない。価格も据置なので、コストパフォーマンスがやや向上したと言える。

モバイルノートで重要な無線データ通信機能は、IEEE 802.11a/b/g 無線LAN機能と、Bluetooth 2.0+EDR機能の2系統を内蔵している。またパームレスト部分にはFeliCaポートも内蔵するなど、他社の同級と比べても独特の機能を備えた製品である。

本体サイズは幅312.5×奥行き229.4×厚さ35.4(最薄部29.9)mm。バッテリー駆動時間は約4.5時間(JEITA測定法1.0)とされている。予想実売価格は20万円前後。

電話とマウスが1つになった!?
インターネットテレフォン マウストーク

見た目は普通のマウスだが(写真右)、パカッと開くと電話機に早変わり!? 前代未聞の変わり種マウス『マウストーク VN-CX1』
見た目は普通のマウスだが(写真右)、パカッと開くと電話機に早変わり!? 前代未聞の変わり種マウス『マウストーク VN-CX1』

最後に、ある意味ノートパソコンに適した、非常に変わった周辺機器新製品をご紹介しよう。IP電話で使うヘッドセットの機能を光学式マウスに内蔵した“インターネットテレフォン”『マウストーク VN-CX1』である。閉じた状態ではホイールつき光学式2ボタンマウス“Mouse mode”だが、開くとたちまち電話の受話器に当たる“Talk mode”に変形する。さらに途中まで開いた状態では、卓上マイクとして使える“Hand free mode”にもなる。1台3役の機能を備えるアイテムだ。見た目はどう見てもマウスだが、ソニーでは“マウスにもなる電話”と称している。マウスとしての分解能は800dpiである。

電話が着信すると、内蔵スピーカーから着信音が鳴るほか、LEDの点滅で着信を知らせる。マウスから電話への切り替えは、蓋を開くだけで自動で行なわれる。対応するIP電話ソフトは『Skype』。マウスとしてもコンパクトで、サイズは幅45.5×奥行き89.2×厚さ23.9mm、重さは67gとなっている。USBケーブルの長さは約110cm。5色のカラーバリエーションが用意されている。

マウストークのカラーバリエーション。前述のブルーに加えて、ブラック、ブライトレッド、ホワイト、リーフグリーンの計5色
マウストークのカラーバリエーション。前述のブルーに加えて、ブラック、ブライトレッド、ホワイト、リーフグリーンの計5色

対応OSはWindows XP Home Edition SP2/Professional SP2とWindows 2000(SP4以降)。価格はオープンプライスで、予想実売価格は8000円前後と想定される。発売予定日は2月18日。

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