旭エレクトロニクス主催のPentium Extreme Edition 840のオーバークロックデモがカクタソフマップで行なわれた。デモは13時/15時/17時の3回実施され、ガス冷却ユニットを使用したPCで4.2GHzまでオーバークロックし、ベンチマークソフトを走らすなどして安定動作することを実演した。
カクタソフマップの店頭で行なわれたPentium Extreme Edition 840オーバークロックのデモ | デモでは3.2GHzの「Pentium Extreme Edition 840」を4.266GHzまでオーバークロック! |
デモでは、Asetek製のガス冷却ユニット“Vapochill(バポチル)”を使用し、Pentium Extreme Edition 840(3.2GHz)を4GHzにクロックアップして動作させるというもの。「TMPEGEnc 3.0 Xpress」で10分の動画をエンコードすると12分45秒で終了(3.2GHzでは17~18分)。さらに、エンコードを行いながら「A列車で行こう7」のベンチマークテストを実行したところ、CPU使用率は84%となっていた。また、「CINEBENCH 2003」でのレンダリングスコアは、3.2GHz動作時は608なのに対し、ガス冷時は667となっていた。
その後さらにオーバークロックさせ4.266GHzで動作。デモでは「4.2GHzまでは安定して動作することを確認。それ以上は検証中」と話していた。
オーバークロックの方法だが、デモで行なわれた解説によると、「4GHzにする場合はBIOSでFSBを800MHzから1067MHzにアップさせ、CPUの倍率を15倍に設定。さらに電圧を1.4Vに上げ、CPU倍率を16倍に設定すると4.2GHzで動作する」とのこと。「FSBを変更しない場合はCPU倍率を18倍~19倍にすることで約3.8GHzで動作する」との話だ。なお、デモ機は同店で約1ヵ月間展示する予定。ちなみに、オーバークロックは保証の対象外となり、あくまで自己責任となるので注意。
デモ機のスペックは写真の通り。ガス冷付きのケースは約12万円 | Asetek製のガス冷却ユニット“Vapochill”でCPUを冷却。旭エレクトロニクスによるとアイドル時でマイナス18℃前後、負荷をかけた状態で0℃前後とのこと |