5日発売予定のペルチェ素子搭載のCPUクーラー「MA-7111」のデモがZOA秋葉原本店で行なわれている。Pentium 4 2.8EGHzとMSI製マザー「865GM3-FIS」を組み合わせた構成のデモ機では「A7 Bench」を実行しており、しばらく観察したところCPU温度は50℃前後だった。
ZOA秋葉原本店のデモ機。ペルチェ内蔵のヒートシンクには92mm角ファンが採用されており、LEDで緑色に光る | MACS Technology製のペルチェ素子搭載CPUクーラー“MA-7xxx”シリーズ。ヒートシンクはアルミ製 |
ペルチェ素子はヒートシンクに内蔵されており、専用のPCIカード、もしくは5インチベイ内蔵型ユニットに接続して制御を行なう。制御装置にはセンサによるファンスピード自動調整機能を搭載しており、3段階にファン速度を調整する。パッケージによると、CPU温度が30℃以下のときはファン回転数は1800rpm、騒音は23.2dB以下。CPU温度が30~45℃ときはファン回転数2400rpm、騒音28.5dB以下。CPU温度が45℃以上のときはファン回転数3000rpm、騒音31.5~32.7dB となる。CPUクーラーのサイズは113(W)×100(D)×110(H)mmで、重量は640g。
ポップの製品写真。クーラーのスペルが“Cooler”ではなく“Kooler”になっているのは意図的なのか? | スペックを記載したシールがパッケージに貼られている |
ラインナップはSocket478対応とSocet939/754対応の2種類が用意されており、それぞれ制御用PCIカードを同梱したcardタイプと、5インチベイ内蔵型のLCD付き制御ユニットを同梱したLCDタイプの2モデルがあり、計4モデルとなる。製品名は、Socket478対応のcardタイプが「MA-7110」、LCDタイプが「MA-7111」。Socket939/745対応のcardタイプが「MA-7120」、LCDタイプが「MA-7121」となる。デモを行なうZOA秋葉原本店によると、5日発売予定で、予価はcardタイプが8000円前後、LCDタイプが1万円前後とのこと。
5インチベイ内蔵型の制御ユニット。LCDにはCPU温度などを表示可能だ | LCDのバックライトは7色から選択できる |
なお、同様のデモをツクモパソコン本店IIでも実施している。こちらのデモ機は「Athlon 3500+」(Winchesterコア)を搭載しており、店員によれば「リテールクーラーではCPU温度が約40℃のところ、本製品に付け替えたところ約33℃で稼動している」という。
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