PCI Expressに対応する初のSocket 754マザー、MSI製「K8N Neo3-F」が登場した。チップセットは“nForce 4-4x”で、“nForce 4”シリーズチップセットを搭載するSocket 754マザーという意味でも初の製品となる。PCI Express x16スロットを装備するのはもちろんだが、その下はAGPらしきスロットが。ユニークな特徴の多い製品だ。
“nForce 4”マザーとしては初のSocket 754対応製品、MSI製「K8N Neo3-F」 |
nVIDIAのウェブサイトによると、“nForce 4”シリーズがサポートするのはPCI ExpressとPCIだけとなっている。MSIはこのAGP(のような)スロットを“AGR(Advance Graphics Riser)”スロットと呼んでおり、AGPと互換性のあるスロット、と説明している。AGPそのものではないため対応するグラフィックカードは制限されており、マニュアルおよびMSIのウェブサイトには動作確認が取れている製品のリストが掲載されている。
チップセットは“nForce 4-4x”、拡張スロットは前述したようにPCI Express x16×1、AGR×1、PCI Express x1×1、PCI×3、DIMM×2。4ポートのSerial ATA(RAID対応)、5.1チャンネルオーディオ、ギガビットイーサネットがオンボード。価格はアークで1万2800円、フェイスで1万3270円、TWOTOP秋葉原本店で1万3280円、高速電脳で1万3300円。
PCI Express x16スロットの下には、AGPとそっくりにスロットが | マニュアルより。AGPではなく“AGR”と記載されている | |
“AGR”はAGPそのものではなく、あくまで互換性のあるスロット。対応するグラフィックカードは制限される | 対応ビデオカードのリスト。MSIのウェブサイトには同様の内容がPDFファイルで掲載されている |