アップルコンピュータ、PowerPC G4-1.67GHzを搭載した“PowerBook G4”を発売――スクロールトラックパッドとSMSを装備
2005年01月31日 00時00分更新
アップルコンピュータ(株)は31日、ノートパソコン“PowerBook G4(パワーブックジーフォー)”の新製品として、PowerPC G4-1.67GHz/1.50GHzを搭載し、“スクロールトラックパッド”と“緊急モーションセンサー(SMS:Sudden Motion Sensor)”を採用した5モデルを発表した。ラインアップは、『1.67 GHz 17インチPowerBook』 『1.67 GHz 15インチPowerBook』『1.5 GHz 15インチPowerBook』『1.5 GHz 12インチPowerBook』2モデルとなる。価格は17万8290円から。出荷開始は、12インチ/15インチモデルが2月1日、17インチモデルは2月上旬となる。直販サイト“Apple Store”、同社の直営店、同社製品取扱販売店を通じて販売する。
左から“12インチPowerBook”、“15インチPowerBook”、“17インチPowerBook” |
“PowerBook G4”新モデルは、トラックパッドを指でなぞるとスクロール機能が有効になり、ウィンドウの表示をスクロールできるだけでなく、2本の指でなぞればより高速なスクロールを行なえる“スクロールトラックパッド”と、3次元加速度センサー“緊急モーションセンサー(SMS:Sudden Motion Sensor)”によるHDDのヘッド退避機能を搭載したほか、標準でIEEE 802.11g準拠の無線LAN(AirMac Extreme)と転送速度が3MbpsのBluetooth 2.0+EDR(Enhanced Data Rate:拡張データレート)に対応したのが特徴。上位モデルではPowerPC G4プロセッサーの動作クロック周波数も1.67GHzに上げられている。そのほか、環境光センサー付きバックライトキーボードの輝度も従来より10倍明るくなったという。OSはMac OS X 10.3“Panther”をプレインストールし、統合デジタルライフスタイルアプリケーション『iLife '05(アイライフオーファイブ)』が付属する。
『1.67 GHz 17インチPowerBook』 |
『1.67 GHz 17インチPowerBook』は、PowerPC G4-1.67GHz、512MBのメモリー(DDR SDRAM)、100GBのHDD(Ultra ATA/100、毎分5400回転)、8倍速書き込みのDVD±R/±RW&CD-R/RWドライブ“SuperDrive”、カナダATIテクノロジーズ社のMOBILITY RADEON 9700(128MB DDR SDRAM)、17インチワイド液晶ディスプレー(1440×900ドット約1670万色表示)を搭載した最上位モデル。インターフェースは、『30インチApple Cinema HD Display』に対応したデュアルリンク(Dual Link)DVI、アナログRGB出力、S-Video/コンポジットビデオ、10/100/1000BASE-T(Gigabit Ethernet)、FireWire 800(IEEE 1394b)、FireWire 400(IEEE 1394a)、USB 2.0×2、V.92対応56kbpsモデム、光デジタルオーディオ入出力などを装備する。電源はリチウムイオンバッテリーを内蔵し、最長4.5時間の駆動が可能。筐体はアルミニウム製で、本体サイズは幅392×奥行き259×高さ26mm、重量は3.13kg。環境光センサー付きバックライトキーボードを搭載する。価格は31万4790円。
『1.67 GHz 15インチPowerBook』は、PowerPC G4-1.67GHz、512MBのメモリー、80GBのHDD、8倍速SuperDrive、MOBILITY RADEON 9700(64MB DDR SDRAM)を搭載する15.2インチ(1280×854ドット)液晶ディスプレー搭載の上位モデル。インターフェースに10/100/1000BASE-T、FireWire 800(IEEE 1394b)、FireWire 400(IEEE 1394a)、USB 2.0×2、V.92対応56kbpsモデム、DVI、S-Video/コンポジットビデオを装備し、拡張スロットはCardBus対応のPCカード用(Type I/II)を搭載する。本体サイズは幅348×奥行き241×高さ28mm、重量は2.59kgで、環境光センサー付きバックライトキーボードを標準で搭載する。電源はリチウムイオンバッテリーで、最長4.5時間の駆動が可能。価格は27万2790円。
『1.5 GHz 15インチPowerBook』は、プロセッサーをPowerPC G4-1.50GHzに、光ディスクドライブをCD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブ(24倍速CD-R書き込み/16倍速CD-RW書き換え/24倍速CD-ROM読み出し/8倍速DVD-ROM読み出し)に変更したモデル。価格は23万790円。
『1.5 GHz 12インチPowerBook』には、8倍速SuperDriveと80GBのHDDを搭載したモデルと、コンボドライブと60GBのHDDを搭載したモデルが用意される。ともにPowerPC G4-1.50GHz、512MBのメモリー、米エヌビディア社のGeForce FX Go5200グラフィックスチップ(64MB DDR SDRAM)、12.1インチ液晶ディスプレー(1024×768ドット)を搭載する。インターフェースは、USB 2.0×2、FireWire 400(IEEE 1394a)、10/100BASE-TX、DVI(Mini-DVI)、V.92対応56kbpsモデムを装備する。電源はリチウムイオンバッテリーで、最長5時間の駆動が可能(同社調べ)。ACアダプターも同梱される。本体はアルミニウム製で、本体サイズは幅272×奥行き219×高さ30mm、重量は2.09kg。価格は、SuperDriveモデルが19万9290円、コンボドライブモデルが17万8290円。
B.T.O.オプションとして、メモリー、デュアルリンクDVI、100GBのHDD、AirMac Expressベースステーションや、サポートサービス“AppleCare Protection Plan”などが用意されている。