紙に書いた字や絵をそのままデジタルデータとして保存できるというユニークな製品、「airpenストレージノート EA1」がぺんてるから登場した。
1秒間に数十回、専用のデジタルペンの動きを赤外線センサと超音波センサで読み取り、その位置の軌跡を記録する(解像度100dpi)というのが原理。デジタルペンと、動きを読み取る“メモリユニット”だけでシステムが成り立っているため、専用のノートパッドなどは必要なく市販のメモ帳などでも良いというのが特徴だ。
ぺんてる製「airpenストレージノート EA1」。紙に書いた字や絵をそのままデジタルデータに記録できる |
PCとの接続はUSB1.1。またPCに接続しなくても本体のみでの動作が可能で、その際データは“メモリユニット”に内蔵されたフラッシュメモリに記録される。容量は2MBで、A5サイズのデータ約100枚分に相当する量が記録できるという。データはJPEG形式に書き出せるほか、Microsoft Outlook 2000以降では電子メールに直接書き込むことが可能。またMicrosoft Word/Excel/PowerPointにおいてドキュメント上に直接書き込むことができる。対応する用紙サイズは縦がリーガルサイズ(215.9×335.6mm)まで、横がA4サイズ(210×297mm)までとなっている。
電源は“メモリユニット”が単4乾電池1本、デジタルペンがLR41型ボタン電池2個。合皮製の外装ケースが付属し、価格はぷらっとホームで2万5600円。
合皮製の外装ケースに入った状態で販売される | 外装ケースを開いた状態。PCに接続しなくても使用できる | |
付属のノートパッドと、“メモリユニット”(左側)。デジタルペンの軌跡を記録する方式なので、市販のメモ帳などでもOK | 専用のデジタルペン。手に持った感じは万年筆に近い |