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米IBM、ソニー、SCEI、東芝が、次世代プロセッサー“Cell”の概要を公表――Cellベースのワークステーションの試作も

2004年11月29日 20時14分更新

文● 編集部

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米IBM社、ソニー(株)、(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント、(株)東芝の4社は29日、共同開発している次世代コンピューターやデジタル家電向けのマルチコア方式のプロセッサー“Cell”(コード名)の技術について、2005年2月に米国で開催される“ISSCC(国際固体素子回路会議)”で発表するとし、これに先立ち、デザインコンセプトの一部を公表すると発表した。

“Cell”は、64bitのPowerプロセッサーコアと複数の独立した浮動小数点演算コアを持つマルチコア方式のプロセッサーで、マルチスレッドをサポートしており、リアルタイムOSを含む複数のOSを同時に実行できるのが特徴。リアルタイム処理向けのリアルタイムリソース管理システムを搭載しているほか、ハードウェアによるセキュリティーシステムを内蔵しているという。クロック制御システムの改良により消費電力の低減も図ったとしている。製造には90nmのSOI(Silicon On Insulator)技術を採用する。

米IBMは米ニューヨーク州のイーストフィッシュキルの半導体工場(300mm対応)において、2005年上半期に“Cellマイクロプロセッサ”の試作を開始する予定。SCEIと共同開発しているワークステーションに採用する計画。ソニーは、ブロードバンド対応のホームサーバー群とハイビジョン対応デジタルテレビにCellを搭載し、2006年に製品化を開始する。SCEIは、次世代コンピューターエンタテインメントシステムに搭載し、東芝は第1弾としてハイビジョン対応デジタルテレビを2006年に製品化する計画としている。

併せて、米IBM、ソニー、SCEIの3社が、Cellベースのワークステーションの試作機を稼働させたと発表した。1ラックサイズで16TFLOPS(テラフロップス)の浮動小数点演算処理を行える見通しとしている。

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