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ソニー、IBM、SCEIがCELLベースのワークステーションの開発計画を発表――2004年第4四半期に試作機を完成

2004年05月12日 17時56分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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ソニー(株)、(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)、米IBM社は12日、ソニー、IBM、(株)東芝の3社が共同で開発を進めている次世代汎用マイクロプロセッサ“CELL”(開発コードネーム)を用いた、映画やゲームなどのリッチデジタルコンテンツ制作環境の開発計画を発表した。CELLは、SCEIが開発中と言われる次世代ゲーム機“PS3”のCPUと目されている。

今回の発表は、今年10~12月を目処に、IBMがCELLベースのワークステーションの試作機を開発、ソニーとSCEIはデジタルコンテンツ開発向けのミドルウェアやアルゴリズム、データ構造、などのアプリケーション環境を準備するというもの。SCEI広報担当者によると、「CELL搭載ワークステーションは、PS3といった家庭用ゲーム機に限らず、最近の映画とゲームのコラボレーションなど、高画質なデジタルコンテンツの開発、およびコンテンツの多用途展開の需要が高まっている。これらの制作環境と位置づけている」と話し、今回の発表がPS3の開発/発表に直接つながるものではないと説明する。

なお、計画発表に合わせてソニーの副社長兼COO(最高執行責任者)、ならびにSCEI社長兼グループCEOの久多良木 健氏は、「CELLはブロードバンドコンテンツの制作分野においても圧倒的な能力を発揮することが期待されます。既にゲームは映画と同じ世界観やキャラクターを共有しはじめ、これらは共通のデータベース上で制作されるようになってきました。今後数年のうちには、ますます二つのエンタテインメントの融合が進み、ゲームと映画が一体となった新しい楽しさを家庭の中で体験できるようになるでしょう。ソニー/SCEIはIBMと共にデジタルエンタテインメントの分野に起こりつつあるパラダイムシフトを更に加速する技術を提供してまいります」とコメントを発表。

また、IBMのシステムズ&テクノロジー・グループ担当上級副社長兼グループ・エグゼクティブのジョン・E・ケリー(John.E.Kelly)氏は、「ソニーおよびSCEIと共に開発しているCELLベースのワークステーションは、メディア、エンタテインメント、ゲーム業界に、スケーラブルでスーパーコンピュータ並みの性能をもたらすでしょう。CELLの共同開発は順調に進んでおり、今後エンタテインメント業界に多大なインパクトをもたらすことになるでしょう」とコメントしている。

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