Abitから“RADEON X600 Pro”を搭載したビデオカードが登場した。ビデオカードをオーバークロックするという“vGURUテクノロジー”を搭載した製品で、HDTV対応の上位モデル「RX600 Pro-HDTV」と「RX600 Pro-Guru」の2製品が用意されている。
![]() |
![]() | |
---|---|---|
今回登場した2製品に搭載される“vGURUテクノロジー”はAbit製の一部マザーボードに搭載される同社独自のハードウェアモニタ/オーバークロックツール“μGURUテクノロジー”と似たもの | HDTV対応の上位モデルとなる「RX600 Pro-HDTV」はVideoIn/Outにも対応 |
“μGURUテクノロジー”といえば、Abit製の一部のマザーボードに搭載される同社独自のハードウェアモニタ/オーバークロックツールだが、今回登場した2製品に搭載される“vGURUテクノロジー”は、それのビデオカード版。マニュアル(英語)によると、ユーザーが変更可能な項目はコア/メモリの各クロックとGPU/メモリの各電圧。ショップによると「コアが407~500MHz、メモリが500~674MHzの間で調節可能とメーカーから聞いている」とのこと。“RADEON X600 Pro”の公式仕様はコア/メモリが400MHz/600MHzなので、かなりのオーバークロックが可能となるようだが、当然自己責任となる点は注意が必要だ。
![]() |
![]() | |
---|---|---|
かなりのオーバークロックが可能となるようだが、当然自己責任となる点は注意が必要だ | マニュアル(英語)によると、ユーザーが変更可能な項目はコア/メモリの各クロックとGPU/メモリの各電圧 |
カード本体はどちらも、GPU部分に円形のヒートシンクと冷却ファンを装備するほか、搭載するDDR256MBメモリには表面のみヒートシンクを装着。上位モデルとなる「RX600 Pro-HDTV」はVideo In/OutとHDTV出力に対応。HDTV出力は、ビデオカード上に用意されている専用コネクタから付属のブラケットで背面に出す仕組み。もうひとつの「RX600 Pro-Guru」は、Video In/OutとHDTV出力に対応しない下位モデルとなる。価格は「RX600 Pro-HDTV」がT-ZONE.PC DIY SHOPで2万5480円、OVERTOPで2万6800円、「RX600 Pro-Guru」がOVERTOPで2万2470円、T-ZONE.PC DIY SHOPで2万3480円となっている。
![]() |
![]() | |
---|---|---|
搭載するDDR256MBメモリには表面のみヒートシンクを装着。裏面はすっきりとしている | ブラケットから延びるケーブルを、ビデオカード本体に用意されたコネクタに接続する | |
![]() |
![]() | |
付属品のケーブル類。HDTV出力は付属のブラケットにより行う | 「RX600 Pro-Guru」は、VideoIn/OutとHDTV出力に対応しない下位モデルとなる |
