昨年6月に発売される否や半年以上も品薄状態が続いていたという「NO-PCI」。PCIバス間のノイズを軽減するとうたうシールドボードだが、そのパワーアップ版ともいうべき「NO-PCI/LTD」が本日登場した。
「NO-PCI」のパワーアップ版ともいうべき「NO-PCI/LTD」 | PCIバス間のノイズを軽減するとうたうシールドボード。効果のほどが気になるところ |
そもそも「NO-PCI」とは、ノイズの出やすいビデオカードなどと、ノイズの影響を受けやすいキャプチャカードやサウンドカードなどの間の開きPCIスロットにこのボードを差すことで、ノイズを軽減させるとうたう極めて怪しい(?)製品。お馴染みの“玄人志向”のロゴがプリントされた表面に、電源ノイズ軽減用として三洋製OS-CON(導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ)を搭載。裏面は全面が銅箔で処理されており、電磁放射ノイズを軽減するという。今回登場した「NO-PCI/LTD」では、さらに5個のOS-CONを追加し、計8個を実装するモデルとなっている。
OS-CONのアップ。さらに5個のOS-CONを追加し、計8個を実装する | 裏面は全面が銅箔で処理されている | |
“限定100個の生産”売れ行はいい | こちらは初代「NO-PCI」。現在は普通に購入することができる |
「NO-PCI」に関しては「すごく効いた」と驚く人や「変わった気がする」、はたまた「……」など、意見は様々だが、昨年のヒット商品のひとつといっても過言ではないほど良く売れた製品であることは確か。玄人志向によると“限定100個の生産”。
価格 | ショップ |
---|---|
玄人志向 「NO-PCI/LTD」 |
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\3,780 | フェイス |
\3,980 | OVERTOP |
\4,179 | TSUKUMO eX. |
\4,200 | アーク |
\4,483 | クレバリー1号店 |
\4,980 | ZOA秋葉原本店 |
なお、同時に“NO-PCIテクノロジ搭載”という“RADEON 9600”搭載ビデオカード「RD9610-A128C/HG」も発売されている。同社のウェブサイトによると“NO-PCIテクノロジ”に基づく画質向上カスタム設計基板を採用した製品で、“スーパーファインフィルタ”によるシャープな映像出力や“高級コンデンサOS-CON”を贅沢に使用した映像出力の低ノイズ化をうたっている。
“NO-PCIテクノロジ搭載”という“RADEON 9600”搭載ビデオカード「RD9610-A128C/HG」 | 裏面。特別変わった点は見当たらない | |
同社の資料に掲載されたノイズ波形の比較 | “肌色がきれい”とのコメントも確認できる |
カード本体はいたって普通の“RADEON 9600”搭載製品といった印象で、メモリ容量がDDR128MB、インターフェイスはVGA、DVI、TV-OUTといった構成だ。価格は以下の通り。現在販売されている他社製の“RADEON 9600”搭載カードと比較するとかなり割高だが、果たして差額分の効果が得られるかどうか。今後の評判が気になるところだ。
価格 | ショップ |
---|---|
玄人志向 「RD9610-A128C/HG」 |
|
\13,618 | クレバリー1号店 |
\13,770 | フェイス |
\13,800 | アーク |
\13,800 | OVERTOP |
\14,490 | TSUKUMO eX. |
\14,490 | USER'S SIDE本店 |