イーレッツ(株)は7日、小型静音パソコン“Be Silent(ビーサイレント) M”シリーズの新製品として、外部接続用IDE端子と外部電源端子を搭載する『Be Silent MS6000』を今月中旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、同社直販サイト“イーレッツダイレクト”での販売価格は、メモリーとHDDなしのベアボーンキット(PC-MS6000E)が5万2200円、メモリー256MBとHDD 40GB、Windows XP Professional搭載モデル(PC-MS6000E2-40W)は9万9750円。
『Be Silent MS6000』に内蔵用CD-ROMドライブを接続したところ |
MS6000は、今月4月に発売した『M6100』と2003年12月に発売した『M6000』の間に位置するモデルで、10/100BASE-TX対応Ethernet端子を1つ、USB 2.0端子を4つ、IEEE 1394端子を2つ備えるなど、主なスペックはM6000を継承する。M6000からの違いは、従来内部に設置していたIDE端子と電源端子を背面に露出させ、デスクトップパソコンなどの内蔵用光ドライブをOSインストールなどの必要時に利用できる点。同社では“エマージェンシーIDEポート”と呼称し、OSインストールなどに一時的に利用する以外の常用は保証していない。なおM6000と同様、本体下部に“CD-ROMドッキングベイ”『PC-MS/OB』(6300円)を接続して、ノートパソコン用光ドライブを内蔵することもできる。
主なスペックは、CPUに台湾VIA Technologies社のVIA Eden ESP 6000-600MHz、チップセットはVIA CLE266+VT 8235を採用。グラフィックスアクセラレーター機能はチップセット内蔵機能を利用し、メインメモリーから最大64MB共用する。メモリーはPC2100(DDR266)対応DDR SDRAMを最大1GB搭載可能。
本体サイズと重量は、幅204×奥行き197×高さ73mm/約2.6kg。消費電力は約60W。電源は付属ACアダプターを利用する。