イーレッツ(株)は22日、小型静音パソコン“Be Silent(ビーサイレント) M”シリーズの新製品として、『Be Silent M6100』を4月中旬に出荷開始すると発表した。M6100はLANポートを2つ搭載し、CD-ROMドライブとHDDを内蔵可能な“CD-ROMドッキングベイ”を増設できるのが特徴。価格はオープンプライス。同社直販サイトの“イーレッツダイレクト”での販売価格は、メモリーとHDD無しモデル(型番:PC-M6100E)が5万4800円、メモリー256MB/HDD40GB/CD-ROMドッキングベイ付OS無しモデル(PC-M6100BA2-40)が8万9800円、メモリー256MB/HDD40GB/Windows XP Professionalモデル(PC-M6100E2-40W)が9万9800円。本日より受注開始する。
『Be Silent M6100』本体 |
“Be Silent M”シリーズは、台湾VIA Technologies社のx86互換CPUで低消費電力が特徴のVIA Eden ESP 6000(動作周波数は600MHz)を搭載。大型ヒートシンクと外部ACアダプターを使用することで、CPUファンと内蔵電源(およびファン)を排除した静音設計、ならびに“CD-ROMドッキングベイ”を本体底面に装着することで、CD-ROMドライブ(ATAPI接続)1台とHDDを2台内蔵できる(CD-ROMドッキングベイ内のドライブは、本体のマザーボード上のコネクターとケーブルで接続する)のが特徴。
『Be Silent M6100』は同社が2003年12月に発表した『Be Silent M6000』の下位モデル。IEEE 1394ポート、S-VIDEO/コンポジット出力端子を省略し、LANポートを2つ搭載した。初代モデル『Be Silent S』も同様にLANポートを2つ搭載しており、本機を外部からの不正なアクセスを防ぐ“ファイヤーウォール”や、ネットワークパケットをデータリンク層で中継する“ブリッジ”として利用するユーザーが多かったという(Sシリーズ、M6000は継続販売される)。
『Be Silent M6100』背面 |
『Be Silent S』(左)と『Be Silent M6100』(右)を比較したところ |
マネージャーの奥川氏 |
同社では、イーレッツ創立3周年を記念して“イーレッツダイレクト”で注文した場合、メモリーやHDD、OSを省略したPC-M6100Eを30台限定で4万9800円で販売するキャンペーンを行なうという。