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上が「Access 4S661QP」、下が「Access+ 7KM400QP」。外観は全く同一 |
ACORP製のキューブ型ベアボーンPC2種類、Athlon用「Access+ 7KM400QP」とPentium 4用「Access 4S661QP」が同時に発売となった。両モデルとも外観は全く変わらず、シルバーとプラックの2トーンカラーのケースとなっているが、注目は前者「Access+ 7KM400QP」。OSの起動なしでCDやDVDを再生できるというVIA製の“etBIOS”を搭載しているのが特徴だ。
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マニュアルより。“etBIOS”を起動させるかさせないかはBIOSで設定可能 | 起動した“etBIOS”の選択画面。ここから操作をマウスで行える | |
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プレーヤのインターフェイス画面 | 内部。チップセットは“KM400A+VT8237” |
「Access+ 7KM400QP」のマニュアルによると、まず電源を入れるとOSの前に“etBIOS”が起動し、CD/DVDの再生、OSの起動、シャットダウンのメニューが表示される。ここでCD/DVDの再生を選択するとプレーヤのインターフェイスが表れるという仕組み。プレーヤを含めた“etBIOS”の操作はマウスで行え、BIOSと銘打たれてはいるものの、簡易的なOSともいうべきものとなっている。なおBIOSにより“etBIOS”を起動させるかさせないか(起動させない場合は直接OSが起動する)、“etBIOS”の起動後何秒でOSを自動起動させるかの設定が可能となっている。
「Access+ 7KM400QP」のスペックは、チップセットが“KM400A+VT8237”、拡張スロットはAGP×1、PCI×1、DIMM×2。グラフィック、6チャンネルオーディオ、10/100base-TXイーサネットがオンボード。前面インターフェイスはUSB2.0×2、IEEE1394×1、オーディオIn/Out。背面インターフェイスはマウス/キーボード、シリアル、パラレル、D-Subピン、USB2.0×2、IEEE1394×2、アナログビデオ出力×1、S-Video Out×1。ケースのベイ数は5インチ×2、3.5インチ×1、3.5インチシャドウベイ×1。電源容量は200W。価格はTSUKUMO eX.で2万8140円。
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「Access 4S661QP」。こちらには“etBIOS”は搭載されていない | ケースは両モデル共通。チップセットは“SiS661FX” |
もうひとつの製品、Pentium 4対応の「Access 4S661QP」には“etBIOS”は搭載されていない。チップセットは“SiS661FX”、拡張スロットはAGP×1、PCI×1、DIMM×2。グラフィック、6チャンネルオーディオ、10/100base-TXイーサネットがオンボード。前面インターフェイスはUSB2.0×2、IEEE1394×1、オーディオIn/Out。背面インターフェイスはマウス/キーボード、シリアル、パラレル、D-Subピン、USB2.0×3。ケースのスペックは「Access+ 7KM400QP」と共通となっている。価格はTSUKUMO eX.で2万7090円。
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