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NTTドコモ、FOMA携帯電話のOSはLinuxとSymbianに

2003年12月05日 17時33分更新

文● 永島和夫

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番号ポータビリティは頭から反対していない

立川社長は、電話番号を変えずにキャリアを変えられる“番号ポータビリティ”について「頭から反対しているわけではない」と否定的な考えだけではないことを強調した。「利用者がやってほしいと言うなら、やったらいい」とも述べた。

また、番号ポータビリティに準じたサービスとして、変更した後の番号を音声で案内するサービスも用意できるとした。NTTドコモは以前、番号変更の案内を流すサービスを行なっていたが、不要との声があり、サービスを停止しているのだという。「必要があれば復活できる」と説明した。

さらに、番号ポータビリティの実現についての見通しについて問われると、「総務省の問題だ」として自身の意見は控えた。



auの定額制は時期尚早、
2GHz帯免許は「返してもらったほうがよい」

会見でKDDI(株)のau携帯電話定額通信サービス“CDMA 1X WIN”に話が及ぶと、立川社長は利用者には良いことだが「時期尚早だ」と意見を述べた。その理由は、限りある周波数の利用度合いに余裕がある段階ではなく、その状態で定額制をはじめるのは問題だという。

また、auが800MHz帯で3Gのサービスを行なっている点についても話が及び、まず、auの現状を「電波政策、使い方の原理に反する」と批判した。「過渡期だから黙っているが、本来、2GHz帯の免許はいつまで使うということで免許されている。使わないなら返してもらったほうがよいと思う」との考えを示し、総務省に何らかの対策を希望したいのだという。



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