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KDDI、最大2.4Mbpsのデータ通信が可能な第3世代携帯電話サービス“CDMA 1X WIN”を発表――パケット通信料定額サービスも提供

2003年10月23日 03時21分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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WIN対応第1弾携帯電話のW11H

W11Hは、WINサービス開始と同時に、11月28日に全国一斉で発売される。製造は日立製作所。二つ折りデザインの携帯電話で、ヒンジ部に回転する有効31万画素のCMOSカメラ(最大4倍/13段階デジタルズーム対応)を搭載する。メインディスプレーとして2.2インチの“Crystal Fine”液晶パネル(セイコーエプソン(株)製造のTFD液晶、240×320ドット、最大26万色表示)、サブディスプレーとして1.3インチのCrystal Fine液晶パネル(120×160ドット、最大26万色表示)を備える。Crystal Fine液晶パネルは、カラーフィルターやパネル構造の改良により、外光を利用する屋外でも、バックライトを使用する屋内でも、高品位な表示が可能だという。

W11H(ブルーラグーン) miniSDジャケット
W11H(ブルーラグーン)写真左から本体(背面)、miniSDジャケット、普通のバッテリーバックカバー

約20MBのメモリーを内蔵するほか、外部記録メディアとしてminiSDメモリーカードに対応(16MBのカードを同梱)。miniSDメモリーカードのスロットを内側に備えるバッテリーパックカバー“miniSDジャケット”と、普通のバッテリーパックカバーを同梱し、使い分けることができる。“新気くばりスイッチ”を側面に備え、マナーモードを設定すると同時に、壁紙などを通常の待ち受け時とは異なるものに切り替えることができる。

右側面 左側面
右側面左側面

そのほかの特徴として、待ち受け画面にWIN対応サービスを直接起動するアイコンを表示する“フレームメニュー”機能、着うたや着ムービーのサウンドに、スタジオ/ライブハウス/ドームという3種類の音響効果をかけることができる“エフェクト”機能、日本語入力支援システムとして推測変換機能“APOT”対応のATOKを搭載する。au携帯電話向け機能/サービスとしては、EZムービー、ムービーメール、ゲームなどのコンテンツをダウンロードして利用できる“EZアプリ”(Java)、着うた、着ムービー、GPS衛星と連携して自分が今いる場所の地図情報をメールで送信できる“EZナビ”、メールの文字色/背景色を24色のパレットから選択したり文字を点滅させたりすることが可能な“パステルメール”、撮影した写真にメロディーやアニメのテンプレートとメッセージを組み合わせてメロディー付きメールなどが作成できる“フォトミキサー”に対応する。

メール送信BOXの容量は約200KB(または200件)で、受信BOXの容量は約512KB(または500件)。連続通話時間は約180分で、連続待ち受け時間は約180時間。本体サイズは幅50×奥行き28(miniSDジャケット装着時は32)×高さ100mmで、重さ約125g(miniSDジャケット装着時は132g)。 カラーは、“ブルーラグーン”と“シルバーシェル”の2色を用意する。価格はオープンプライス。



au design projectから生まれたW11K

W11Kのデザインは、先に発表された『INFOBAR』同様、KDDIのデザイン開発事業“au design project”発の携帯電話。プロダクトデザイナーの深澤直人氏が、本体/画面/卓上ホルダーなどのデザインのディレクションを手掛けている。INFOBARがストレートスタイルであったのに対し、W11Kは二つ折りスタイルが採用され、端末の前面部は立体的なフォルムで、カッティングされた宝石のように鈍角で交わる多面で構成されている。カラーは“AKA”“KURO”“SHIRO”の3色で、いずれも光沢感のある塗装が施されている。製造は京セラ。

左からSHIRO、AKA、KURO 本体前面
左からSHIRO、AKA、KURO本体前面は、立体的なフォルムをしている
普通のバッテリーパックカバーとminiSDジャケット
写真上のAKAは普通のバッテリーパックカバーを、下のSHIROはminiSDジャケットを装着している

カメラ、液晶ディスプレー、日本語入力支援システム、新気くばりスイッチの装備、連続通話時間、連続通信時間、対応するau携帯電話向け機能/サービスなどは、W11Hと同等。本体サイズは幅50×奥行き30(miniSDジャケット装着時は34)×高さ100mmで、重さ約128g(miniSDジャケット装着時は136g)。12月中旬の発売予定で、価格はオープンプライス。



WIN対応のPCカード型データ通信カードW01K

W01Kは、PCカード型データ通信カードで、ダイバーシティーアンテナを搭載する。製造は京セラ。データ通信速度は、WIN(EV-DO)エリアが下り最大2.4Mbps/上り144kbps、CDMA2000 1Xエリアが下り最大144kbps/上り64kbps、cdmaOneエリアが下り最大64kbps/上り14.4kbps。制御コマンドはATコマンドに準拠する。電源はDC5Vで、カードスロットより供給する。本体サイズは幅120×奥行き13×高さ54mm、重量は約55g。対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000/XP。外部アンテナを同梱する。発売は11月28日で価格はオープンプライス。

W01K W01K同梱の外部アンテナ
W01KW01K同梱の外部アンテナ

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