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米マイクロソフトコーポレーション ホーム エンターテイメントディビジョン コーポレート バイスプレジデントのピーター・ムーア(Peter Moore)氏 |
マイクロソフト(株)は24日、家庭用ゲーム機『Xbox』の国内市場戦略をテーマにしたプライベートカンファレンス“Xbox カンファレンス 2003 Summer”を開催した。2003年1月に国内で始まったXbox向けオンラインサービス“Xbox Live”を今年秋以降の主要戦略とし、ボイスチャットメニューの機能拡張と新価格体系によって、新規会員の獲得とコミュニティーの活性化を狙う。
Xbox Liveの主な拡張メニューは、以下のとおり。今秋から、サービスに順次追加される予定。
- “Xbox Live Now”:ゲーム開始前・終了後などに、最大16人までのユーザーとボイスチャットができる機能
- “Xbox Live Web”:Xbox Liveのランキング情報や、自分の友達リストを参照できるオフィシャルウェブサイト
- “Xbox Live Aware Games”:オフラインでゲームをしている時に、友達からゲームに“招待”された場合などに通知し、Xbox Liveにログインできる機能
- “Xbox Live Alerts”:“MSNメッセンジャー”連携機能。友達をゲームに招待する場合、MSNメッセンジャーで相手に通知できる
- “Teams&Competition”:友達とゲームでチームを編成したり、トーナメントを開催できる機能
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Xbox Live Nowメインメニュー |
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会場では、4人のユーザーによる、Xbox Live Nowのデモンストレーションが行なわれた |
カンファレンスでは、開発中のソフトウェアを用いたXbox Live Nowのデモンストレーションが行なわれた。デモでは、ホスト役のユーザーAが友達Bと待ち合わせをし、Aが途中で招待したC、会話に割り込んできたDとチームを組んでゲームを始めた。このように、友達と待ち合わせたり試合後の予定を相談したり、ユーザー同士の交流を狙いとした機能だが、「ゲームを中心に、インタラクティブエンタテインメントを特徴とした、社会的な社交的なエレメントを構築できる」と、米マイクロソフト社ホーム エンターテイメントディビジョン コーポレート バイスプレジデントのピーター・ムーア(Peter Moore)氏は語った。
今秋導入予定の新価格体系は、以下のとおり。
- “Xbox Liveスターターキット新バージョン(仮称)”:12ヵ月ぶんの基本サービス料金、ボイスチャット用ヘッドセットの『Xbox Liveボイスコミュニケータ』、Xbox Live対応ゲーム(新タイトルを予定)のセット。6800円
- Xbox Liveボイスコミュニケータ:ヘッドセットの単体販売。3500円
- “Xbox Live12ヶ月サブスクリプション”:12ヵ月ぶんの基本サービス料金。4980円
- Xbox Live1ヶ月サブスクリプション:1ヵ月ぶんの基本サービス料金。680円
基本サービスの延長・更新は、店頭もしくは“Xboxダッシュボード”メニューからオンラインで行なえる。そのほか同社は、“Xbox Live”を2ヵ月間無料で利用できる販促キャンペーンも予定している。
なおASCII24では、マーケティング戦略や新ゲームタイトルの情報など、カンファレンスの詳細を続報で紹介する予定。
