日本SGI(株)は、『SGI Altix 3000』シリーズのユーザーを対象に、Linuxシステムの構築支援サービスを開始すると発表した。
このサービスは、Linuxシステムの構築や移行、最適化、運用支援などを含む8つのメニューから構成される。主に科学技術計算分野での利用などをターゲットにしたサービスだ。支援するサービスメニューは以下のようになる。
- Linuxインフラストラクチャー・サービス
- 『SGI Altix 3000』シリーズの導入、開発、テストなど、システムインテグレーション全体
- Linuxネットワーキング・サービス
- ファイルサーバ、ルータ、ブリッジ、ファイアーウォールなど、ネットワークサービスの構築
- Linuxインタオペラビリティ・サービス
- プリントサーバやファイルサーバへの共通アクセス作成など、Linuxシステムとほかのシステムの相互運用性向上
- Linuxマイグレーション・サービス
- 32ビットLinuxシステムや既存のUNIXシステムからのアプリケーションや環境の移行
- Linuxストレージ&バックアップ・サービス
- SAN、NASなどのストレージやバックアップシステムの構成、スケジューリング、パフォーマンスや可用性の向上
- Linuxシステム・インプリメンテーション・サービス
- Linuxの基本設定、ファイルシステムの構築、他社製品の動作確認支援など、ソフトウェアの導入および構成
- Linuxオンサイト・システム・アドミニストレーション・サービス
- システムのセットアップから運用支援までのサービス
- Linuxシステム・チューニング
- レスポンスや可用性、スループットの向上のためのパフォーマンス最適化
このサービスは、日本SGIが4月に設置した、コンサルティングやカスタマーサービス機能を統合したソリューション・インテグレーション事業本部が担当することになる。同社は今後、ハードウェアの販売だけでなく、幅広いソリューションを提供するビジネスを展開するとしており、7月には同社横浜オフィスに検証ラボ“SGI Linux Solution Laboratory”を設置する予定だ。
