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ライブ!ユニバース、水星日面通過のネット中継“LIVE! MERCURY 2003”を実施

2003年04月28日 22時19分更新

文● 編集部

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非営利団体のライブ!ユニバースは25日、水星が太陽の前を通過する“水星日面通過”現象をリアルタイム中継するプロジェクト“LIVE! MERCURY 2003”を実施すると発表した。5月7日の午後2時から日没まで中継を行なう。これは、同団体の主な活動である日食中継を充実させるための小実験プロジェクト。

“水星日面通過”は、水星の公転軌道が7度傾いていることから、5月と11月にしか起こらない現象で、前回は1999年11月16日。今回の日面通過は5月としては33年ぶりになるとしており、次回は2006年になるという。今回、かけ始めからかけ終わりまでの接触時刻予報(東京)は、水星が太陽に接触する“第1接触”が14時11分40秒、水星が太陽の内側につく“第2接触”が14時16分6秒となる。太陽の片方の縁につく“第3接触”と太陽から抜けきる“第4接触”は、日没(18時31分54秒)後となるため、実際には観測できないという。

ライブ!ユニバースでは、中継サイトに、現時点での水星の位置とその時点に至るまでの経過を早送り動画で見られるコンテンツを作成する予定。中継する画像は、“葛飾区郷土と天文の博物館”(東京都葛飾区)、“「星の学校」天文台”(神奈川県海老名市)、“美星天文台”(岡山県美星町)の3地点で観測するとしており、撮影した静止画像を一定間隔でサーバーに転送し、リアルタイムでMPEGファイルに自動変換したうえで中継サイトにアップする。中継の閲覧にはプレーヤーソフト(QuickTime)が必要。

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