天文現象などをネットで中継する非営利団体のライブ!ユニバースは2日、10月3日の金環日食を“LIVE! ECLIPSE(ライブ・エクリプス) 2005 Annular(アニュラー)”としてマドリッドからネット中継すると発表した。
一般に、金環日食を見られる場所は海上などの人が少ない場所であることが多く、今回のように大都市で観測できることは珍しいという。金環現象の時間が約4分間と比較的長い時間継続することも特徴的で、中継のクライマックスは金環日食現象の起こる午後5時55分から午後6時までの約5分間だとしている。
中継URLは“http://日食中継.jp/”。日本語ドメイン名でうまくアクセスできない場合は“http://www.live-eclipse.org/”でもアクセスできる。
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“http://日食中継.jp/” |
なお、今回の中継は、これまでのインマルサット衛星経由の64kbpsではなく、100Mbpsクラスの高速回線を利用するのが特徴で、金環日食全体/部分アップ/観測地の様子を4台のカメラで撮影した映像の同時中継も初めて試みるという。中継はWindows MediaとMacromedia Flashを利用し、帯域は45kbpsと300kbpsを予定。Windows Mediaの配信サーバーには、独立行政法人の情報通信研究機構(NICT)の実験用PCクラスター“StarBED(スターベッド)”を利用するという。
