ヤマハ(株)は11日、フラメンコギターの新モデルとなる『Flamenco Standard(フラメンコ スタンダード)』を20日に発売すると発表した。価格は28万円。
“ヤマハ フラメンコギター”『Flamenco Standard』 |
同製品は、ヤマハがフラメンコギターの製作を開始して今年で35周年となるのに伴い発売されるもの。通常は120万円クラスの手工ギターに使われるセラック塗装(虫の分泌物を原料とした天然塗料)を全面的に採用したほか、10年以上かけて自然乾燥された木材を使用することなどによりカスタムモデル並みの音質を可能にしたという。主な仕様は、弦の長さが650mm、指板幅上駒部が52mm、同胴接合部が62mm。材質は、表板がえぞ松、裏板は糸杉、ネックはマホガニー、指板は黒檀、下駒にはインドローズを採用し、糸巻きはつや消しのゴールド、弦はHannabach(ハナバッハ)製となっている。
ヤマハ(株)EM営業統括部統括部長の山田俊一氏 |
EM営業統括部統括部長の山田俊一氏は、「サイレントギターはフォークモデルを含めてご好評をいただいている。今回のフラメンコギター発売については、35周年に加えて、近年、若い女性を中心にフラメンコを始める人が増えてきており、その伴奏に使われるフラメンコギターの需要も増すと考えた」としている。
会場では、同製品を愛用しているという“ゴンチチ”のゴンザレス三上さんのビデオメッセージや、ギタリストの沖仁さんらによるフラメンコ演奏などが行なわれた。
ゴンザレス三上さんのビデオメッセージ。ゴンザレスさんはプロトタイプの段階から音質などのアドバイスをしてきたそう |
フラメンコ演奏の様子 |
出演者のみなさん |