米Lindows.comは9月18日、同社のディストリビューション『Lindows OS 2.0』を、テストユーザー向けプログラム『Lindows.com Insiders』メンバーを対象にリリースした。
『Lindows OS 2.0』 |
『Lindows OS 2.0』は、Windowsアプリケーションが動作する環境が強化されたわけではないようだ。大きな変更点としては、米Hewlette Packardとの技術協力などによるプリンタサポートの強化や、Windowsネットワークへの接続機能の強化などが挙げられている。自動的にネットワーク上にあるファイルサーバや共有ディレクトリ、プリンタなどを発見し、利用することが可能になっている。そのほかのおもな変更点は以下のとおり。
- GUIを変更
- ブラウザ/メーラーにNetscape 7.0を採用
- ノートPC向けに、電源管理のサポートやワイアレスLANカードのサポートを追加
- 「コントロールパネル」に画面解像度設定機能を追加
- アプリケーションダウンロード機能『Click-N-Run』の機能を強化し、同時に複数のアプリケーションダウンロードに対応
Netscape 7.0が搭載された。AOL Instant Messengerなども利用することが可能だ。Konquerorも同時にファイルマネージャとして同梱されている。 |
Windowsファイルサーバを自動的に検出して接続する機能が追加された。 |
製品はダウンロード販売され、『Click-N-Run』を通じた1年間のソフトウェアダウンロード込みで99ドル。なお、米Walmartで『Lindows OS』搭載PCを購入したユーザーは無料でアップグレードが可能。また、常に最新の『Lindows OS』を利用することができるテストユーザー向けプログラム『Lindows.com Insider』のメンバーは99ドルで2年間『Click-N-Run』を利用することができる。
プレスリリースによると、次期バージョン『Lindows OS 3.0』の一般向けリリースは今年の末が予定されているという。