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日本IBM、音声認識ソフトの最新版『ViaVoice V10』を発売

2002年08月27日 16時51分更新

文● 編集部

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日本アイ・ビー・エム(株)は27日、音声認識ソフトウェアの最新版『ViaVoice(ビアボイス) for Windows, Version 10 日本語版』を9月6日に発売すると発表した。価格はStandard版が7800円、Pro版が1万8000円、Premium版が2万2800円。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000(Standard版は対応せず)/XP(Standard版はHome Editionのみ対応)。

『ViaVoice for Windows, Version 10 日本語版』は、音声認識エンジンを一新し、従来製品よりも話し言葉の認識率を向上させている。くだけた表現でも比較的容易に認識できるほか、新機能のオプション辞書“プレゼンテーション・トピック”機能により、「え~」/「あ~」などの間投詞の削除や、句読点の挿入を自動的に行なうことが可能となった。雑音対策も強化され、“音声入力環境スライドバー”で音声入力環境(静か~騒がしい)や認識精度(おおまか~厳密)を設定することで、入力する環境に適した認識率を選択できる。音声合成エンジンも刷新し、従来よりなめらかな話し方となリ、男性と女性の声の切り替えも行なえる。入力用マイクも一新し、音声による文章入力機能と音声合成による読み上げ機能を搭載するStandard版にはステレオヘッドセット型マイク、音声による操作機能を追加したPro版にはステレオネックバンド型マイク、Premium版にはPro版のマイクに代えてUSBアダプター付きヘッドセットマイクが付属する。

さらにPro版とPremium版は、WAV形式のファイル読み込みに対応し、ICレコーダーなどで録音した音声ファイルをWAV形式に変換すれば、録音した音声の書き起こしが可能となる(音声認識には、録音した音声の品質がヘッドセットマイクなどで入力したときとほぼ同等であることが必要)。“バッチ・エンロール”機能により、自分以外の声でも事前に音声登録用の文章“エンロール文章”を録音してもらえば、あとで読み込むことで声の登録処理が可能となり、音声の書き起こし処理の精度向上が可能となる。

なお、『ViaVoice for Windows, Pro Version 10 バージョンアップ日本語版(マイク無し)』は9月27日に出荷を開始し、価格は5600円。『同 学割パック日本語版』は9月6日に出荷を開始し、価格は1万4000円。『ViaVoice with ATOK15用 V10 バージョンアップ(マイク無し)』は10月11日に出荷を開始し、価格は3000円。

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