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【特別企画・最新パーツ性能チャート(Vol.4)】Pentium 4-2.8GHz世界最速レビュー!気になる性能をチェック!!

2002年08月24日 05時17分更新

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3DMarkはドライバで明暗

 グラフ4、5は、3D mark2001の結果である。従来本コーナーでは、過去のベンチマークデータとの比較の都合上、GeForce3 Ti200にnVidiaのDetonator 23.11バージョンを用いてきており、それによる結果がグラフ3のほうだ。こちらではAthlonが圧倒的に強く、Pentium 4-2.8GHzを以てしても、Athlon XP-2200+に及ばない。
 ただ、このドライバは1年以上前のものでもあり、また、3D mark2001にSecond Editionが登場しているので、これを最新のDetonator 30.82ドライバでテストした結果を計測したのがグラフ4のほうだ。なんと、こちらではAthlon XP-2600+が僅差でPentium 4-2.53GHzにリードを許している。当然ながら、Pentium 4-2.8GHzはぶっちぎりのトップだ。ドライバのSSE2チューンの結果なのか、ともあれAthlonは痛い援軍を失ったことになる。  グラフ6はPC Mark 2002によるCPU、メモリ、HDDの性能計測結果。ここのCPUの値はちょうどクロック=モデルナンバーの公式上にあったため、これまではAthlon 2600+がトップだったが、Pentium 4-2.8GHzが再度リードしている。メモリ性能ではRDRAMのみならず、PC2700環境でもPentium 4が大きくリードしている。

3D mark2001 3D mark2001SEに、最新ドライバDetonator 30.84での計測 PC mark 2002
【グラフ4】従来掲載してきた3D mark2001の結果。Detonator 23.11での計測。こちらではAthlonが断然強かった【グラフ5】最新仕様の3D mark2001SEに、最新ドライバDetonator 30.84での計測。こちらはPentium 4のほうが高速で、2.53GHzで2600+をかわしている【グラフ6】PC mark 2002の結果。CPU性能はモデルナンバー=GHzの図式だが、メモリ、HDD性能ではPentium 4が大きくリードしている
SiSandra QuakeIII Arena Demo TMPGEncによるMPEGエンコードテスト
【グラフ7】SiSandraによるCPU、メモリ性能の評価。Athlonが強く、2600+でも2.8GHzにまだ差を付けている。ただ、メモリ性能はPentium 4がずば抜けている【グラフ8】QuakeIII Arena DemoによるOpen GL描画性能の評価。Pentium 4が2.53GHz時点でAthlonを上回っており、2.8GHzはダントツとなる【グラフ9】TMPGEncによるMPEGエンコードテストの結果。2.8GHzは大きな伸びを見せ。2.53GHzを追い抜いた2600+に大差をつけてリード
Windows Media EncoderによるWAVファイルのWMA圧縮テスト

 グラフ7はSiSandraによるCPU演算、マルチメディア演算、メモリ性能の計測結果。こちらではCPU、マルチメディアともにAthlonが強く、2600+が2.53GHzのみならず、2.8GHzに対してもCPU、マルチメディアでリードしている(ただしSSE2によるFPU演算が行われるCPU/fpuではPentium 4がリードしている)。メモリに関してはRDRAMの伸びが著しいが、PC2700ベースでもPCMark同様、Pentium 4のほうが高速と出ている。グラフ8はOpen GLによる3D描画性能がわかるQuakeIII Arena Demo。こちらはPentium 4-2.53GHzでも2600+を上回っており、2.8GHzでさらに差が広がっている。
 グラフ9、MPEGへのエンコードを行うTMPGEncは、モデルナンバーとPen4クロックが相当していたため、2600+でのトップを2.8GHzが奪回、グラフ10はWindows Media Audioでの圧縮だが、ここはAthlonのリードを大きく、Pentium 2.8GHzも及ばなかった。

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