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CD-ROMドライブのような5インチベイサイズベアボーンPCが2社から発売!

2002年07月25日 21時37分更新

文● 小磯

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Opera Piccoloパッケージ SUMICOMパッケージ

 6月13日に「来週登場予定」とお伝えしてから1カ月以上。諸事情により登場の遅れていた“5インチベイに入る、5インチドライブサイズの直方体フルアルミベアボーンPC”がついに登場。同じ製品をベースとしながら仕様の異なる2社2製品が同時発売となった。



6月のサンプル品に似た「Opera Piccolo」とデザイン変更の「SUMICOM」

Opera Piccolo SUMICOM
Opera Piccoloフロントパネル SUMICOM
「Opera Piccolo」(左)と「SUMICOM」(右)。写真では違って見えるが、全体的な“アルミ色”はほとんど同じと言っていい

 25日から店頭に並んでいるのは「Opera Piccolo」と名付けられた製品で、25日に出荷され、明日26日から店頭販売が始まるのは6月の記事で紹介した「SUMICOM」。Opera Piccoloはサンプル版の「SUMICOM」と似た外観が印象的である一方、そのSUMICOMは製品版でフロントパネルに若干の変更が加えられ、以前のSUMICOMとは印象が変わっているという複雑な関係にある。Opera Piccoloはサンプル版SUMICOMと同様、各端子の説明が彫り込まれているのに対し、製品版SUMICOMでは黒く印刷され、さらには製品名ロゴまで確認可能。またフロントパネル上部の細いバー部分の仕様もOpera Piccoloと製品版SUMICOMでは異なっているのが印象的だ。SUMICOMの代理店によると、強度の問題から製品版で仕様が変更されたという。サイズは編集部実測値で145(W)×254(D)×41.5(H)mmで、奥行きこそ長いながらも5インチベイにすっぽり収まってしまうサイズというのは両者ともに同じ。



マザーボード
Opera Piccoloのパッケージによると、対応CPUは最高でCeleron-1.3GHzとされている

 その筐体を引き抜くと中から出てくるのは同じく編集部実測値で246(W)×141(D)mmというサイズのSocket370マザーボード。6月の記事で紹介したサンプル品はVIA C3-800MHzでしか動作確認されていなかったが、今回VIA C3のほか、Tualatinコア版CPUを含むPentiumIII/Celeronが動作対応とされており、チップセットは“i815EG”だと判断できる。オンボードでAC'97コーデックとagere製のIEEE1394コントローラを搭載している点や、サウンド入出力/IEEE1394/USB×2を本体前面へと引き出せるのは両製品共通の仕様。読み出し最大24倍速のスリムタイプCD-ROMドライブを標準でパッケージに同梱している点も同じだ。なおHDDは9.5mm厚の2.5インチモデルを1基を搭載できる。



ボード単体 前面インターフェイス 背面インターフェイス
CD-ROMドライブ&HDDマウンタを取り払うとチップセットを確認できる前面インターフェイス背面インターフェイス。ビデオ出力はないが、LAN用のRJ-45は用意している
ハーフハイトメモリモジュール
SUMICOMが同梱する256MBのハーフハイトモジュール。両製品とは別に一部代理店が、ハーフハイトの256MBモジュールを用意しているとの情報も編集部では確認できているが…

 外観以外で両者を決定的に別製品たらしめているのはメモリ対策。筐体サイズ上の制限により、一部ベンダ製で少量流通している“ハーフハイト”SDRAMモジュールしかOpera PiccoloもSUMICOMも利用できないのは既報のとおりだが、Opera Piccoloはメモリを同梱せず、SUMICOMではPC133 256MB(CL=3)モジュールを標準で搭載してきている。これにより、Opera Piccoloの実売価格4万9800円に対し、SUMICOMの予価は5万9800円と、1万円もの開きがあるのは注意したい。ハーフハイトとはいえ、PC133 256MBモジュール同梱分の差額として考えると1万円には割高感があるものの、一方ハーフハイトのSDRAMは128MBモジュールがほとんど。256MBモジュールは滅多に手に入らないのも事実であり、なかなか悩ましいところだ。



Opera Piccolo販売元のクイックサンによると、同社はOpera Piccoloで動作確認の取れているハーフハイトメモリモジュールをOpera Piccolo取り扱い店を通じて販売する予定があるとしている。また26日になって、ハーフハイトのApacer製256MBモジュールを入荷したコムサテライト3号店がOpera Piccoloとのセットを5万7800円で販売しているのも確認できた。
CPUクーラー ACアダプタ
静音化に寄与すると思われるCPUクーラーとACアダプタ

 スリムタイプベアボーンの常識を打ち破る超小型5インチドライブサイズ。60WのACアダプタを採用するため、内部ファンは専用CPUクーラーに用意する6cm角品のみで、しかもそのファンもBIOSガワから温度に応じて自動的に回転数制御されるという点から静音性も期待できるとなると、どこでも使えるPCとしての利用価値はかなり高そう。コンボドライブを別途購入すればその可能性はさらに高まりそうで、ホビーユース、オフィスユースを問わず注目を集めるのは間違いないと言えそうだ。
 ちなみにOpera Piccoloの販売開始を確認できたのは高速電脳とぷらっとホーム、若松通商PS/PLAZA。SUMICOMはOVERTOP、高速電脳、コムサテライト3号店、クレバリー、ソフマップ1号店 Chicago、TWOTOP 秋葉原本店、TSUKUMO eX.、DOS/Vパラダイス本店、USER'S SIDE本店で26日から販売開始となる予定だ。どちらも初回入荷分は極めて少ないので、とにかく欲しいのなら、外観やメモリ同梱非同梱の違いで逡巡しているヒマはないかもしれない。



Cube-Zero後継 バックパネル ネジ穴
なお、SUMICOM販売元であるエムシージェイでは、超小型FlexATXマザーボードすべてをサポートする小型キューブケースを用意しているようだ。「Cube-Zero」に似た外観の新製品は、バックパネルの差し替えや、複数用意するマザーボード用取り付けネジ穴によって汎用性を高めているのが特徴。8月中には発売予定だという。
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