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Networld+Interop 2002 Tokyo展示会場レポート

2002年07月06日 00時00分更新

文● 阿蘇直樹

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Linux搭載ネットワークスイッチ

(株)日立国際電気サービスは、米Zuma Networksが開発しているLinux搭載ネットワークスイッチ『LightReef』を展示していた。

『LightReef』ラックにマウントされている深緑色のスイッチ群が『LightReef』。

『LightReef』は、ネットワークスイッチにDebianベースの組み込みLinuxシステムを搭載した製品。レイヤ2~7までの各種プロトコル処理をカスタムで用意することができる。また、SCSIインターフェイスを搭載しているため、ストレージを接続し、Webサーバやメールサーバなどの機能を統合することも可能だ。

『LightReef』の中身
『LightReef』の中身。CPUはPowerPCを利用している。ネットワークインターフェイス部分は交換可能なモジュールになっており、さまざまなインターフェイスに対応する。

ネットワーク、サーバ監視ツール

(株)アステック・プロダクツは、ネットワーク監視ツール『ASTEC EYES』などを出展していた。

『ASTEC EYES』
『ASTEC EYES』のデモ。管理コンソールはWindows版のみに提供されるが、離れた場所を監視するための『リモートモジュール』はほかにSolaris版やLinux版も用意されている。トラフィックを監視するだけでなく、TCPパケットからデータストリームを再構成したり、監視対象となるパケットを選択するといった機能も持つ。開発も同社が行なっており、「カスタマイズのご要望を受けることもできます」とのこと。なお、評価版を同社Webサイトからダウンロードして利用することが可能だ。

(株)ハンモックは、SNMPを利用したサーバ監視ツール『System Watcher』などを展示していた。同製品は現在開発中で、間もなく正式にリリースされるとのことだ。

『System Watcher』
『System Watcher』。SNMPのみの監視を行なう非常にシンプルなツール。監視対象サーバにも特別なエージェントなどは必要ない。監視サーバはRed Hat Linux 7.2を使用する。『System Watcher』をプリインストールしたアプライアンスサーバも用意される予定だ。

(株)ホライズン・デジタル・エンタープライズは、サーバ管理ツール『HDE Controller』や『HDE Center』を出展。

『HDE Center』
『HDE Center 2.4』のデモ。なお、この秋には新バージョン『HDE Center 2.5』がリリースされる予定だという。新機能としては、SNMPトラップ機能が追加され、ほかの管理ツールとの連携が可能になるそうだ。

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