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「A7M266-D」。「パッケージが紫色ベースになったのが1番の変更点」と言う店員もいるほど、パッケージの変更はインパクトがある |
Tyanのあと、MSI、Gigabyteと続いた、“バグ修正版”とされるSouth Bridge換装版“AMD-760MPX”チップセット搭載マザーボードの登場ラッシュ。それから1カ月近く遅れて、ASUSTeKからも同様の措置がとられた製品が登場してきた。
型番は「A7M266-D」。型番や基本的なボードレイアウトは従来製品と同じながらも、South Bridge“AMD-768”のリビジョンが“B2”へと引き上げられた。これに伴って、従来製品では搭載されながら使用不可となっていたオンボードのUSB端子×2が利用できるようになっている。またオンボードのUSBが利用可能となったにもかかわらずUSB2.0インターフェイスカードを同梱するのはMSI製品と同じだが、South Bridge換装版A7M266-Dではさらに3Com製のネットワークコントローラを搭載するEthernetカードを新たに同梱。販売価格はほとんどのショップが従来同様としているため、Ethernetカード分だけ実質的な値下げとなる。同梱された理由は不明だが、投入の遅れを巻き返すためと考えるのが妥当だろう。ちなみにパッケージも若干の手が加えられ、紫色で記載された型番の文字列が一種独特な雰囲気を醸し出している。
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仕様一覧。USB2.0カードとEthernetカードの同梱を確認できる | | USB端子が利用可能となっているバックパネル |
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同梱のマニュアル類。カードのマニュアル2つとクイックインストールガイドのみしか確認できなかった |
これでAMD-760MPXを搭載するマザーボードでアキバに流通するものはすべてが新リビジョンのAMD-768へ換装し終わったことになる。AMD-768には、B2リビジョンでもクリティカルなバグがまだ数個残っているとも言われてはいるものの、それでも一段落はついたと言えるだろう。なお、23日の段階で店頭に並んだ製品複数を編集部で確認した限りでは、そのすべてがマザーボード本体についての詳細なマニュアルを同梱していなかった。断言こそできないが、今回入荷分はすべて簡易マニュアルしか同梱していない可能性がある点には注意が必要だ。
23日現在の価格情報
価格 | ショップ |
\31,800 | OVERTOP
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\32,480 | コムサテライト2号店 |
\32,799 | TSUKUMO eX. |
\32,800 | ZOA 秋葉原本店 |
\33,800 | TWOTOP 秋葉原本店 |
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