“South Bridge AMD-768のバグ修正版”という安心感からか人気を集めるTyan製“AMD-760MPX”チップセット搭載マザーボード「Tiger MPX」。それに続き、MSIからも新リビジョンのAMD-768を採用するAMD-760MPXマザーボード「K7D Master-L」が登場した。従来製品「K7D Master」が緑色のPCBを採用していたのに対し、新製品ではMSIらしい赤基板となっているのが大きな違いだ。
Tiger MPXと同じく、K7D Master-LのAMD-768は“B2”リビジョン。これにより、従来製品では省かれていたUSBのサポートが追加された。またオンボードの外部インターフェイスとしてUSB端子が2つ用意され、さらにMSI製品お馴染みのPOSTコード表示機能付きUSBブラケット「D-Bracket」を新たに同梱。合計4ポートのUSB1.1を利用可能となった。一方で、オンボードUSBのサポートによって打ち切られると見られたUSB2.0インターフェイスカードは今回も付属しており、USB1.1と2.0あわせて最大で8ポート用意されているのも魅力のひとつと言えるだろう。
このほか、製品名からも判断できるように、ネットワーク機能を搭載。信頼性の高いIntel製のネットワークコントローラ“i82559”を採用しているのは見逃せないところである。ただし、USB1.1だけでなく、RJ-45端子までをも用意したK7D Master-L用のバックパネルは用意されていない点には注意が必要だろう。
外部インターフェイス比較。RJ-45端子を持つレイアウトとしてはオーソドックスであるため、バックパネルは探そうと思えば見つかるかもしれないが… |
従来製品とマニュアルの比較。主なレイアウトは変わりなし |
AGP Pro×1、64bit/66MHz PCI×2、32bit/33MHz PCI×3という拡張スロット構成など、基本的なスペックはこれまでどおり。DIMMスロットは4本で、レジスタードDDR SDRAMを最大4GBまで搭載でき、保証外ながらDIMM2本までならアンバッファードタイプでも動作する可能性がある点や、100MHz~150MHzまでの範囲でFSBを11段階に設定でき、倍率も5~12.5倍の範囲を0.5倍刻みで設定可能であるといった、コンシューマ向けの仕様にも変化はない。
ボードにあわせて赤いパッケージを採用する |
実売価格は2万9580円~3万3799円。従来製品と比べると若干高めだが、USB2.0カードまで同梱しているのを考えると決して割高ではないだろう。新リビジョン版Tiger MPXの人気を考えると、今回も注目を集めるのは間違いなさそうだ。なおエム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパンによると、従来製品「K7D Master」にもB2リビジョン版AMD-768搭載モデルが限定品として登場する予定とのこと。
価格 | ショップ |
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\29,580 | USER'S SIDE本店(週末特価) |
\32,780 | コムサテライト2号店 コムサテライト3号店 |
\32,800 | 高速電脳 コムサテライト1号店 |
\33,799 | TSUKUMO eX. |