このページの本文へ

オリンパス、光学2.8倍ズーム搭載の300万画素デジカメ『C-300ZOOM』と光学8倍ズーム搭載の『C-720 Ultra Zoom』を発売

2002年05月13日 14時51分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

オリンパス光学工業(株)は13日、2.8倍光学ズームレンズと有効300万画素CCDを搭載したデジタルカメラ『CAMEDIA(キャメディア) C-300ZOOM』と、光学8倍ズームレンズを搭載した『CAMEDIA C-720 Ultra Zoom』を発表した。C-300ZOOMを6月1日に、C-720 Ultra Zoomを5月25日に発売する。価格はオープン。編集部による予想販売価格はC-300ZOOMが4万円前後、C-720 Ultra Zoomが6万円前後。

CAMEDIA C-300ZOOM

『CAMEDIA C-300ZOOM』(正面)
『CAMEDIA C-300ZOOM』

『CAMEDIA C-300ZOOM』は、2001年6月に発売した200万画素CCD搭載デジタルカメラ『C-200ZOOM』の後継機種。ボディーのデザインも新しくなっており、ボディーカラーが“ミスティシルバー”になったほか、高輝度アルミニウムによるレンズバリアー部の“シャイニーシルバー”がアクセントになっている。有効300万画素(総画素数334万画素)の2.5分の1インチCCDと、焦点距離が5.8~16.2mm(35mmフィルム換算で36~100mm相当)の光学2.8倍ズームレンズを搭載する。レンズは非球面レンズ2面を含む6群8枚構成のマルチバリエータータイプの“オリンパスレンズ”で、F値は2.9~4.4。最短撮影距離は80cmで、マクロモードでは20~80cmの撮影が可能。3.6倍のデジタルズームと併用すれば10倍のシームレスズームとして利用できるという。

撮影感度はISO約60~400(オート)。シャッタースピードは1/2~1/1000秒(夜景モードでは2秒)。測光方式はデジタルESP測光/スポット測光で、露出制御はプログラムオートと、ポートレートや夜景など5つのシーンに対応したシーンプログラムを選択できる。露出補正は1/2EVステップで±2EV。連写は毎秒約1.2コマで11コマまで可能。

レンズバリヤーを閉じたところ
C-300ZOOMのレンズバリヤーを閉じたところ

記録解像度は、最大1984×1488ドットで、記録フォーマットはJPEG(DCF準拠)でDPOF対応。動画は320×240ドットで最大33秒、160×120ドットで最大148秒(ともに毎秒15コマ)。記録メディアにはスマートメディア(3V/3.3V)を利用する(4MB~128MB)。光学ファインダーは実像式で視度調節機能付き。モニター用には6万1000画素の1.8インチTFT液晶ディスプレーを搭載する。フラッシュを内蔵しており、オート/強制発光/赤目軽減発光/発光禁止を設定できる。

新たにモード設定などを行なうための“バーチャルダイヤル”を採用。液晶ディスプレーに表示されるバーチャルダイヤルを利用することで操作ボタンの数を増やさないようにしたという。編集機能として、2回続けてシャッターを押すことで撮影した画像を左右に組み合わせて1枚に合成する“合成ツーショット”機能やモノクロ/セピア機能、画像を縮小するリサイズ機能、インデックス作成機能などを搭載する。最上位機種『E-20』も採用している画像処理技術“TruePic処理”も搭載する。

インターフェースはストレージクラスのUSBと、ビデオ出力を装備する。電源はリチウム電池パック『LB-01』(CR-V3)×2、または単3形ニッケル水素/ニカド/アルカリ電池4本。単3形アルカリ電池による連続撮影では約4500枚の撮影が可能(SQモード/液晶ディスプレーOFF)、別売のリチウム電池(CR-V3)では連続撮影時で約9000枚の撮影が可能という。本体サイズは幅117.5×奥行き49.5×高さ66.0mm、重量は240g。製品パッケージは、16MBのスマートメディア、専用USBケーブル、ビデオケーブル、ストラップ、アルカリ電池4本、画像編集/管理ソフト『CAMEDIA Master 4.0』を収録したCD-ROMを同梱するオールインワンパッケージとなっている。

オプションとして、オリンパスプロマーケティング(株)から、ポリカーボネート樹脂製で耐圧水深30mの防水/防塵プロテクター『PT-009』(価格は1万8500円)や、カメラケース『CSC-8』(2000円)、『CSC-3』(2500円)を用意する。

CAMEDIA C-720 Ultra Zoom

『CAMEDIA C-720 Ultra Zoom』
『CAMEDIA C-720 Ultra Zoom』(ストロボをポップアップしたところ)

『CAMEDIA C-720 Ultra Zoom』は、2001年4月に発売した光学10倍ズーム搭載の200万画素デジタルカメラ『CAMEDIA C-700 Ultra Zoom』の後継機種。有効300万画素(総画素数334万画素)の2.5分の1インチCCDと、焦点距離が6.4~51.2mm(35mmフィルム換算で40~320mm相当)の光学8倍ズームレンズを搭載する。レンズは両面非球面レンズ1枚とガラス製非球面レンズ1枚を含む7群10枚構成のマルチバリエータータイプの“オリンパスレンズ”で、F値は2.8~3.4。最短撮影距離は60cm(W)/2m(T)で、マクロモードでは10~60cm(W)/1~2m(T)の撮影が可能。3倍のデジタルズームと併用すれば24倍のシームレスズームとして利用できるという。

撮影感度はISO約100~400(オート)。シャッタースピードは1/2~1/1000秒(夜景モードでは2秒)。測光方式はデジタルESP測光/スポット測光で、露出制御はプログラムオート、絞り優先オート、シャッター優先オート、マニュアル、フルオートのほか、ポートレート/スポーツ/記念写真/夜景の4つのシーンに対応した“シーンプログラム”、ユーザーが撮影条件を設定できる“マイモード”を選択できる。露出補正は1/3EVステップで±2EV。5枚までのオートブラケット撮影も行なえる。連写は毎秒約1.2コマで5枚まで可能。

記録解像度は、最大1984×1488ドットで、記録フォーマットはJPEG(DCF準拠)でDPOF対応。動画は320×240ドットで最大16秒、160×120ドットで最大70秒(ともに毎秒15コマ)。記録メディアにはスマートメディア(3V/3.3V)を利用する(4MB~128MB)。ファインダーは0.5インチのTFTカラー液晶ビューファインダーを搭載する。モニター用には11万4000画素の1.5インチ低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーを搭載する。フラッシュを内蔵しており、オート/強制発光/赤目軽減発光/発光禁止のほか、スローシンクロ[夜景]として、先幕効果/先幕効果+赤目軽減を設定できる。フラッシュ補正も可能。編集機能として、合成ツーショット機能やモノクロ/セピア機能、リサイズ機能、インデックス作成機能ほかを搭載する。画像処理技術“TruePic処理”も搭載する。

インターフェースはUSBと、ビデオ出力(NTSC)を装備する。電源はリチウム電池パック『LB-01』(CR-V3)×2、または単3形ニッケル水素/ニカド/アルカリ電池4本。同梱のリチウム電池パックでは連続撮影時で8000枚以上、標準撮影時で約450枚の撮影が可能という。本体サイズは幅107.5×奥行き77.5×高さ76.0mm、重量は315g。製品パッケージには、カメラケース、16MBのスマートメディア、専用USBケーブル、ビデオケーブル、ストラップ、レンズキャップ、レンズキャップ用ひも、画像編集/管理ソフト『CAMEDIA Master 4.0』を収録したCD-ROM、リチウム電池パック『LB-01』×2を同梱する。

オプションとして、ワイドやマクロなどのCAMEDIA専用コンバージョンレンズを利用するためのコンバージョンレンズアダプター『CLA-4』を用意する。価格は2000円。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン