主要メーカーの製品がほぼ出揃った感のあるGeForce4ビデオカード。そして残った“最後の大物”として、いったいいつ出るのかとファンをやきもきさせていたカノープス。
今月16日(火)、その待望の新型カードの発表が行われたのに続き、TSUKUMO eX.では早くも予約が開始された。
何と言っても目玉は、フラグシップモデルとなるGeForce4 Ti4600カード「SPECTRA WX25」。
メイン電源ユニットからの電源供給で安定した動作を実現するという「APS」(Advanced Power Supply)の基板をカード本体から分離(“Advanced Power Supply 4.0”と銘打っている)し、カード後半部分にドータボード形式で搭載。電源ノイズを低減するとともにボード長を短くしているのが特徴。
このほか、同社製カードおなじみのアナログ信号をメイン基板とは別の基板で出力する機構“SSH(Canopus Signal Super Highway)”は、2系統のRGB出力(W-RGB)機能を持つGeForce4にあわせ“SSH2 TypeDD”に進化。ディスプレイに応じてFineモードやSuperFineモードなどを選択できるアナログ信号フィルター“DFS(Dual Filter System)”に対応した“RGB-1”と、高画質のSuperFineモード固定の“RGB-2”を搭載する。
気になる価格は予価6万9799円となっており、さすがはフラグシップという価格。また発売日は6月上旬の予定。少々長く待たされる事となるが、ファンならばその間を利用してしっかり貯金したいところ。
残る2機種は、GeForce4 MX460カード「SPECTRA WF17」とGeForce2 MX400カード「SPECTRA Light G32 PCI」。それぞれ「SPECTRA F11 PE32」、「SPECTRA Light T32 PCI」の後継となるモデルだ。
SPECTRA WF17はSPECTRA WX25と同様、“SSH2 TypeDD”を搭載。またSPECTRA Light G32 PCIは、RIVA TNT2 Pro2を搭載していた前モデルから大幅にパワーアップ。もちろんLow Plofile PCI対応でブラケットも付属。スリムタワー型PCユーザーには嬉しいモデルチェンジといえよう。
予価と発売日は、SPECTRA WF17が2万9799円で5月下旬予定。SPECTRA Light G32 PCIが1万9799円で近日中に発売予定となっている。
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