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カノープス、GeForce4 Ti 4600搭載グラフィックスカード『SPECTRA WX25』など3製品を発売

2002年04月16日 23時03分更新

文● 編集部

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カノープス(株)は16日、グラフィックスカード“SPECTRA”シリーズの最新モデルとして、GeForce4 Ti 4600を搭載した『SPECTRA WX25』、GeForce4 MX460を搭載した『SPECTRA WF17』、GeForce2 MX400を搭載した『SPECTRA Light G32 PCI』の3製品を発売すると発表した。SPECTRA WX25の価格はオープンで6月上旬発売、SPECTRA WF17も価格はオープンで5月下旬発売、SPECTRA Light G32 PCI は価格が2万3800円で4月下旬発売となる。編集部による予想販売価格は、SPECTRA WX25が7万円程度、SPECTRA WF17が3万円程度。

カード3製品
左から『SPECTRA WX25』、『SPECTRA WF17』、『SPECTRA Light G32 PCI』

ハイエンド向けのコンパクトカード『SPECTRA WX25』

『SPECTRA WX25』は、米エヌビディア社のグラフィックスチップ『GeForce4 Ti 4600』と128MBのDDR SDRAM(650MHz:325MHz DDR)を搭載したハイエンド向けの製品で、これまでの同社製品の中で最高の処理速度を持つという。オリジナル設計の基板を採用し小型化を図ったほか、GPU(グラフィックプロセッシングユニット)用のコア電源を独立した基板“Advanced Power Supply 4.0”とすることで、GPUに伝わる電源ノイズのレベルを低減したのが特徴。また、独自の冷却機構“Exhaust Control Structure”を採用し、電源基板と冷却ファン“FireBird G2 Twin Blow”(2方向噴出し)を組み合わせて“エグゾーストコントロールストラクチャ”を構成し、排気を基板上方と前方に向けて行なうことで、排気の再吸入や、隣に装着したPCIカードへの熱の影響を低減したとしている。

『SPECTRA WX25』
『SPECTRA WX25』
吹き出し口(上方)
冷却機構“Exhaust Control Structure”の吹き出し口(基板上方)

GeForce4の機能である2系統のRGB出力(W-RGB)を標準でサポートし、ビデオチップのアナログ信号をメイン基板とは別の基板で出力する“SSH(Canopus Signal Super Highway)”を対応させた“SSH2 TypeDD”を搭載。出力端子はミニD-Sub15ピン×2で、ディスプレーの特性に合わせてFineモードやSuperFineモードなどを選択できるアナログ信号フィルター“DFS(Dual Filter System)”に対応した“RGB-1”と、高画質モード(SuperFineモード)固定の“RGB-2”を装備する。W-RGB機能をサポートしたドライバーソフト『Green.W Driver(グリーン ドット ダブル ドライバ)』(Green Driver II)とアプリケーション『nView』が標準で付属する。そのほか、通電状態を示すブルーLEDを搭載する。カードはAGPのショートサイズ。対応OSは、Windows Me/2000 Professional/XP。

出力端子
出力はW-RGB対応でミニD-Sub15ピン×2

ミッドレンジ向けの『SPECTRA WF17』

『SPECTRA WF17』
『SPECTRA WF17』

『SPECTRA WF17』は、ミッドレンジ向けのグラフィックスチップ『GeForce4 MX460』(300MHz)と64MBのDDR SDRAM(550MHz:225MHz DDR)を搭載したAGP対応のグラフィックスカード。冷却ファンは“FireBird G2 Twin Blow”を搭載し、OS(有機半導体)コンデンサーや、高速動作時の信号を安定させる変則8層構造のインピーダンスコントロール基板を採用したのが特徴。出力は“SSH2 TypeDD”と“DFS”(RGB-A)に対応する。通電表示のブルーLEDも搭載。『Green.W Driver.W』や『nView』などのソフトも標準で付属する。対応OSは、Windows Me/2000 Professional/XP。

PCIバス用のグラフィックスカード『SPECTRA Light G32 PCI』

『SPECTRA Light G32 PCI』
『SPECTRA Light G32 PCI』

『SPECTRA Light G32 PCI』は、GeForce2 MX400と32MBのSDRAMを搭載したLow Profile PCI(MD2)対応のグラフィックスカード。PCIパスは3.3Vにも対応する。アナログ信号を別基板で出力する“Mini SSH Type-D”を採用したほか、“DFS”のFineモード相当のフィルターを搭載する。また、冷却ファンを搭載していないため、静音設計のパソコンにも向いているという。対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000 Professional/XP。ドライバーソフトは『Green Driver』が付属する。

同社は、シリーズ全体の販売目標を1年間で4万本としている。

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