安定した書き込み性能で人気の高いプレクスターから、CD-R書き込み40倍速のCD-RWドライブ「PX-W4012TA/BS」が発売された。現在主流のCD-RWドライブの読み込み速度も40倍速なので、ついに書き込み速度が読み込みに追いついてしまったことになる。
新機能や改良点も盛り沢山!
レーザーパワー調整で音質が変化
書き込み方式は前モデル(PX-W2410TA)>と同様のゾーンCLVを採用。最高速設定では最内周から9分までが20倍速、以後29分まで24倍速、54分まで32倍速、それ以降を40倍速で書き込む。ただし、書き込み速度の切り替えは、メディア診断および書き込み自動設定機能の「PowerRec-II」により最適なポイントを自動的に設定するので、若干異なるケースもある。CD-RW書き換えは最大12倍速、CD-ROM読み出しとオーディオCDのデジタルキャプチャは40倍速に対応する。バッファアンダーラン防止機能にはおなじみの「BURN-Proof」を装備し、データバッファは4MBを搭載する。
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写真1 漆黒のトレイはレーザーの乱反射による悪影響を防ぐためのもの。同社では、黒以外にもさまざまなカラーリングをテストし、最も影響の出にくい黒を採用したという。視覚的にもなかなかカッコイイ仕上がりだ。 |
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図1 VariRec機能は付属のライティングソフト「B's Recorder GOLD」の中で設定を行う。 |
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図2 オーディオCDのデジタルキャプチャや読み出しスピードの変更などが行える「PlextorManager2000」。このツールはWindows XPに対応していないので注意。 |
価格はオープンプライスで、店頭での実売価格は2万円前後。スピードアップの効果は実感しにくいとはいえ、エラーのない安定した書き込みと作成するCDの品質アップに向けられた新技術、そしてオーディオCD作成時の音質調整など、プレクスターが最も力を注ぐ部分は確実に進歩している。書き込みエラーが怖い初心者からこだわりの上級者まで、すべてのユーザーにお勧めできる製品だ。
の主なスペック | |
製品名 | PX-W4012TA/BS |
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CD-R書き込み | 最大40倍速(ゾーンCLV) |
CD-RW書き換え | 12倍速(CLV) |
CD読み出し | 最大40倍速(CAV) |
バッファメモリ | 4MB |
アクセスタイム | 120ms |
インターフェイス | ATAPI(ULTRA DMA) |
付属ソフト | B's Recorder GOLD、B's CLIP、PlextorManager2000 |
