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“Willamette Celeron”対応をうたうSocket423→478変換ゲタが現わる

2002年04月13日 19時27分更新

文● 小磯

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PL-P4

 Tualatinコア版CPUを非対応のSlot1マザーボードやSocket370マザーボードで利用可能にする変換ゲタが人気のPowerLeapから、またしても新製品が現れた。今度はSocket423マザーボードでSocket478版Pentium 4を利用できるようにするもので、製品名は「PL-P4」。サンプル品を入荷してテスト中というアキバのあるショップによると、今月中にも製品版が入荷予定だという。現在のところ未発表で、“Willamette Celeron”“Willamette-128K”“P4-Celeron”などと呼ばれる、Socket478版Celeronに対応するとうたわれているのが大きな特徴だ。



側面

 同店がPowerLeapから入手した資料によれば対応CPUは新型のSocket478版Celeronを含むWillametteコア版のPentium 4。Northwoodコア版Pentium 4には対応しないことになっている。一方で海外サイトの一部で「PL-P4はNorthwoodをサポートする」という情報も流れており、情報が錯綜している点には注意したい。Socket423からSocket478へとピンアサインを変更しているだけのように見える非常にシンプルな構成からはどちらとも言い難く、詳細が判明するには製品版の登場を待つ必要があるだろう。ちなみにこのサンプル品はバージョン1.0。



裏面 V:1.0
Voltage Clampなどもない、シンプルな裏面。日本国内特許番号についての記載もある製品型番はシールで隠れてしまっているが、バージョンは確認可能

 価格は「PL-iP3/T」や「PL-370/T」よりも安くなりそうであるものの、Socket423版Pentium 4が2.0GHzまで製品化されているのを考えると、当面はそれほどの人気とはならないかもしれない。しかし、1.7GHzが1万数千円という価格でデビューするとも言われるWillametteコア版Celeronが流通すれば、最近処分特価で販売されることが少なくないSocket423版マザーボードとのセットで新たな需要が生まれる可能性はある。なお、今回サンプル品を入荷したショップのほか、OVERTOPでも早ければ今月中にも入荷予定とのこと。

16日追加情報:実際に動作チェックしたショップによれば、Northwoodコア版Pentium 4では動作しなかったとのこと。そこで、この件についてPowerLeapに問い合わせたところ、「次のバージョンでNorthwoodへ対応する」と回答されたという。どうやら、今回のVer.1.0ではWillametteコア版のPentium 4のみの対応となるようだ。
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