初の小型キューブ状FlexATX対応アルミケースとなったエムシージェイの「Cube-Zero」に続き、Freetechからも同コンセプトのケース「Q-Box」が登場した。当初予定されていた登場予定日の5日に遅れることわずか1日。ごく少量が一部ショップに入荷し、即日完売となっている。
Q-BoxとCube-Zeroは微妙なデザイン以外まったく同じといってもいい製品。小型キューブベアボーンPC「Cube-2x」シリーズと「CF-7989」シリーズの関係に近い製品だ。200(W)×295(D)×200(H)mmというサイズや、5インチ×2、3.5インチ×1、シャドウ×1というベイ数、電源ユニットがPentium 4非対応であるなど、共通点は多い。基本的には同じものと考え、Cube-2xとCF-7989のようにお好みで選ぶのがベターだろう。
主な違いはいわゆる“ガワ”の加工で、Cube-Zeroがヘアライン加工されているのに対し、艶出し加工されているQ-Boxではイメージが若干異なるほか、製品版で明らかになった電源ユニットが定格150W(瞬間最大出力230W)と、Cube-Zeroの130Wよりも容量が大きいことも相違点として挙げられる。ただしフリーテック・ジャパンのウェブサイトによると、この150W電源はFreetech製マザーボード「P6F209B」「P6F135」のみの動作保証となるのでこの点は要注意。このほかCube-Zeroではガワに用意され空気孔がQ-Boxでは本体底面にある点や、フェイスのデザインなど、微妙な違いも見られる。
Q-Boxの内部構成。基本的な仕様はCube-Zeroとほぼ同じといっていい |
初回入荷分が完売となってしまった高速電脳では1万9800円と、Cube-Zeroよりも若干高めの価格が付けられていた。ちなみに高速電脳ではQ-Boxに動作保証済みマザーボードを搭載したベアボーンPCも同時に入荷しており、“ProSavage PL133”マザーボードであるP6F209B搭載するモデル「Q-Box S-BS」の価格は3万4800円、そしてTualatinコア版CPUをサポートする“i815EG”マザーボードであるP6F139搭載モデル「Q-Box S-ES」は3万9800円で販売中だ。
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