「P6F209」 |
昨年登場したShuttleの17×17cmマザーボード「FV22」の後継製品「FV24」が19×17cmと若干大きくなってしまったのは既報のとおり。そこに、久しくリテール市場で名前を聞かなかったFreetechからFV22と同サイズの極小さが光る「P6F209」が現れた。これはソンチアジャパンの「NewBaby」や創朋の「THIN-800E」などのベアボーンキットに使われているマザーボードだ。
CPUソケットのすぐ脇にチップセットのヒートシンクがある。このため先日登場したCeleron-900MHzの純正ヒートシンクは取り付けが厳しいかもしれない。PentiumIII-1GHzのヒートシンクは間違い無く取付け不可能 |
もちろんP6F209のフォームファクタはFlexATX。チップセットはShuttleのFV24と同じVIA PL133(North Bridge“VT8604”+South Bridge“VT82C686B”)が採用されている。オンボード機能はビデオ、サウンド(VIA VT1611A)、ネットワークコントローラ(Realtek“ RT8139V”)、IEEE1394コントローラ(“FW325”)となっており、FV24とほぼ同じだ。両者の違いは下記のとおり。
FV24 | P6F209 | |
---|---|---|
CPUソケット | Socket370 | Socket370 |
チップセット | VIA PL133 | VIA PL133 |
ビデオ機能 | 内蔵(ProSavege) | 内蔵(ProSavege) |
IDE | Ultra ATA/100対応 | Ultra ATA/100対応 |
PCIスロット | 1本 | 1本 |
DIMMスロット | 2本 | 2本 |
ネットワーク機能 | 10/100Base-TX | 10/100Base-TX |
IEEE1394 | 2ポート | 1ポート |
テレビ出力 | S/コンポジット | なし |
サウンド機能 | AC'97コーデック | AC'97コーデック |
基板サイズ | 19×17cm | 17×17cm |
機能面では若干ではあるが、FV24の方が豊富だ。しかし小さなマシンを作る上で重要なサイズはP6F209の方が小さい。また気になる価格はクレバリー3号店で1万5800円と、FV24の平均価格よりも若干安価。FlexATXマザーの選択肢が増えた点はユーザーにとって嬉しい限りだが、より多機能な方か、はたまたより小さい方かで、どちらにするか悩む人が増えるかも?
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