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待望の小型キューブケースが初登場!「FV25」単品販売も始まる

2002年04月05日 22時16分更新

文● 編集部

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Cube-Zero
「Cube-Zero」

 2月8日の記事で、登場すれば初のPentium 4対応小型アルミキューブケースとお伝えしていたエムシージェイ製PCケースが「Cube-Zero」という名称で発売となった。小型キューブ状の形態をしたPCケースが単品販売されるのは今回がはじめて。ただし、当初の予定とは異なり、なんとPentium 4への対応は見送り。Pentium 4非対応の製品として店頭に並んでいる。


側面と背面。全体的なイメージは2月に紹介したプロトタイプと同じ
側面側面(ガワ外し後)背面
電源コネクタ
電源ユニット

 これはエムシージェイによれば「2月下旬発売予定というのを、電源が間に合わないという理由で延期し続けるのは問題だと判断した結果」とのこと。とにかく小型マザーボードを使用できる小型ケースが欲しいというユーザーのためにまずはPentium 4非対応でのリリースとなったようだ。これで、複数登場している超小型マザーボードを収めるためのケースがついに単品で入手できるようになった意義は決して小さくないが、“Pentium 4対応”として期待していた人たちにとって残念な結果になったことは否定できないだろう。なおエムシージェイによれば、今後Pentium 4対応モデルの投入も予定しているとのことで、小型Pentium 4搭載PCを自作したい人は今後に期待だ。



拡張スロット×1
1つ用意されている拡張スロット。このためにフロント部のドライブベイが向かって右にズレている

 基本的な仕様は以前お伝えしたとおりで、200(W)×295(D)×200(H)mmという、同社の小型キューブベアボーンPC「Cube-2x」シリーズ(190(W)×267(D)×174(H)mm)よりひとまわり大きいサイズに、5インチ×2、3.5インチ×1、シャドウ×1と、Cube-2xシリーズよりも5インチ1台分多いドライブベイを用意。幅が200mmと、FlexATX規格(幅191mm)ほぼいっぱいとなっているため、FlexATX規格の小型マザーボードすべてを利用できるとは限らない点には注意が必要だろう。エムシージェイではShuttleの「FV25」とFreetechの「P6F139」が問題なく搭載できたことを確認しているとのことだが、手持ちの小型マザーボードが利用できるかどうかは事前によく確認した方が良さそうだ。なお電源容量は130W。


4日現在の価格情報
価格ショップ
\18,800高速電脳
コムサテライト3号店
\16,980若松通商LAN/PLAZA(週末入荷予定、予価)
\18,800OVERTOP(近日入荷予定、予価)

Cube-Zeroにも搭載可能の小型マザー「FV25」が単品販売開始
情報が錯綜していた搭載チップセットは“ProSavage PN133T”

FV25
Twister-T
ヒートシンクを外してみるとProSavage PN133Tの通称“Twister-T”の文字が見える

 今週はShuttle製のFlexATXマザーボード「FV25」の販売も始まっている。FV25はエムシージェイの「Cube-25」や星野金属工業/ソルダムの「Pandora plus 2」「Polo T 2」といった小型キューブ型ベアボーンPCでの搭載例がある小型マザーボードで、“ProSavage PL133/PL133T”チップセットを搭載していた「FV24」の廉価版にあたる製品。これまで搭載チップセットとして“Apollo PLE133T”と“ProSavage PN133T”の2種類が挙げられ、メーカーや代理店がPLE133TだとしていたためにPLE133Tが有力視されていたが、実際にヒートシンクを外してみるとマニュアルに記載されているとおりPN133T。FV25はProSavage4コアを内蔵するモバイル向けのチップセットを搭載していることになるわけだ。価格はコムサテライト3号店で1万8780円。このほかOVERTOPでは予価1万8800円で近日入荷予定となっている。



比較 インターフェイス FV25V2.2
FV24(右)との比較。基本的なデザインに変更はないが、IEEE1394コントローラやネットワークコントローラが廉価版に換装されているインターフェイス。バックパネルも同梱するバージョンは2.2となっていた
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