Supermicroに続きTyanからもIntel Xeon用チップセット”E7500”を搭載した「Thunder i7500」が登場した。
Thudner i7500はチップセットに名前の通りIntel E7500を搭載し、Socket603のXeon(Prestoniaコア)を2基までサポートしている。メモリは6スロットでPC1600/DDR SDRAMのレジスタードタイプのみをサポートするのはSupermicro P4DP6と同様だ。最大で12GBまで増設できる。メモリは2チャンネル構成のためメモリ増設は2枚単位となる点もP4DP6と同じだ。
拡張スロットは133MHzのPCI-Xが2スロット、66MHz/PCI-Xが2スロット、32bit/33MHzが1スロットの計5スロットとなっておりP4DP6と比べると少なめの構成となっている。SuperMicro P4DP6ではZCRに対応するスロットが明示的に色分けされていたが、Thunder i7500のSCSIオンボードモデルでも同様に緑色のPCI-Xスロットが用意されている。SCSIを搭載しないモデルでは全てのPCIスロットは白一色となっている。
オンボードで搭載される機能としてはVGA(ATI RageXL)、100baseイーサネット(i82550)を搭載するほか、ギガビットイーサネットにインテル製のi82554GCが採用されている。SCSIモデルにはAdaptec AIC-7899(Ultra160/2ch)が搭載されており、これは66MHz/PCI-Xで接続されている。
気になる電源だが資料によるとSSI EPS12Vとなっており、SupermicroがリリースするAblcom SP401RAなどが使用できるようだ。
価格はUSER'S SIDEにて、S2720UGN(SCSI付き)が9万4800円、S2720GN(SCSIなし)が8万4800円とハイエンドマザーとしては比較的安価となっている。Xeon+DDR SDRAMという組み合わせで使いたいという人にはP4DP6より導入しやすいかも知れない。
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