図6 外部VTR機器からビデオデータの取り込みを行う「ムービーキャプチャ」ウィンドウ。 |
プラグインを使って
機能強化が可能!
LEは機能限定版ということでPremiere 6.0にあるビデオフィルタやマルチプルアンドゥ機能(ヒストリーパレット)、オーディオミキサーなどの機能が省かれているものの、一部はプラグインの追加によって補うことも可能だ。追加できるプラグインはフィルタ、トランジションエフェクトなど1カテゴリにつき1つだけだが、Premiere 6.0に対応するものならすべてOKだ。例えば、カノープスのTVチューナーカード「MTV1000/2000」では、カード上のハードウェアMPEGエンコーダを利用して高速にMPEGフォーマットでの出力を行えるPremiere用プラグインを収録している。このプラグインを導入すると、LEでもMPEG1/2での出力が可能になる。導入するプラグインによってはLEがかなり強力なツールとなるので、ぜひとも有効活用してみてほしい。
図7 カノープス「MTV2000」に付属するMPEG2出力プラグインをLEにインストールすると、ご覧のとおり「Canopus MPEG Encoder」を選択できるようになる。 |
価格はオープンプライス。アドビシステムズの直販サイト「アドビストア」(http://www.adobe.co.jp/store/)では、9800円で販売している。店頭での実売価格もほぼ同じになりそうだ。パッケージには初心者向けのCD-ROM付きガイドブックを同梱しており、コストパフォーマンスは極めて高い。PCにバンドルされているビデオ編集ソフトで満足できない方や、これからビデオ編集を始めてみようという方に、ぜひともお勧めしたい1本である。
Adobe Premiere LE 日本語版の主なスペック | |
製品名 | Adobe Premiere LE 日本語版 |
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対応OS | Windows Me/2000/XP |
CPU | PentiumII-300MHz以上(DV編集時にはPentiumIII-500MHz以上) |
メモリ | 64MB以上(DV編集時には128MB以上必要、256MB以上を推奨) |
HDD | 85MB以上(DVデータ保存用には7200rpm以上のHDD) |