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インテル、超低電圧モバイルPentium III-Mなどモバイル向け7製品を発表

2002年01月21日 15時10分更新

文● 編集部

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インテル(株)は21日、0.13μmプロセス技術で製造するモバイルパソコン向けプロセッサー7製品を発表した。内訳は、低電圧版モバイルPentium III-Mの866MHz版/850版、超低電圧版モバイルPentium III-Mの750MHz版、モバイルCeleronの1.20GHz版/1.13GHz/1.06GHz版、超低電圧版モバイルCeleronの650MHz版。これらのプロセッサーは、0.13μmプロセスで製造することで、0.18μmに比べて消費電力を最大40%、チップサイズを30%削減したうえ、性能を20%向上させたのが特徴。モバイルPentium III-Mでは、自動的に最高性能モードとバッテリー駆動モードを切り替える“拡張版インテルSpeedStepテクノロジ”などのアーキテクチャーを採用したほか、消費電力を200mW以下に抑える“Deeper Sleepモード”を搭載する。すでに量産出荷を開始している。

超低電圧版/低電圧版モバイルPentium III-M
超低電圧版/低電圧版モバイルPentium III-M

低電圧版モバイルPentium III-Mは、512KBの2次キャッシュメモリーを内蔵する“ウルトラ・ポータブル・モバイルPC”向けのプロセッサー。内部コア電圧が1.15Vの“最高性能モード”と1.05Vの“バッテリ・モード”を持ち、それぞれのモードの動作周波数は、866MHz版が866MHz/533MHz、850MHz版が850/500MHz。消費電力は1W以下。価格は1000個受注時の単価で、『低電圧版 モバイル インテル Pentium III プロセッサ 866MHz - M』と『低電圧版 モバイル インテル Pentium III プロセッサ 866MHz - M』がともに3万9850円。

超低電圧版モバイルPentium III-Mは、512KBの2次キャッシュメモリーを内蔵するウルトラ・ポータブル・モバイルPC向けプロセッサー。動作周波数は、内部コア電圧が1.1Vの最高性能モードで750MHz、0.95Vのバッテリ・モードでは350MHz。消費電力は500mW未満。価格は1000個受注時の単価で『超低電圧版 モバイル インテル Pentium III プロセッサ 750 MHz - M』が2万6350円。

モバイルCeleronは、256KBの2次キャッシュメモリーを内蔵する“バリュー・ノートブックPC”向けのプロセッサー。内部コア電圧は1.45V。価格は1000個受注時の単価で『モバイル インテル Celeron プロセッサ 1.20GHz』が2万1440円、『同 1.13GHz』が1万6900円、『同 1.06GHz』が1万3490円。

超低電圧版モバイルCeleronは、256KBの2次キャッシュメモリーを内蔵し、内部コア電圧が1.1Vのプロセッサー。動作周波数は650MHz。価格は1000個受注時の単価で『超低電圧版 モバイル インテル Celeron プロセッサ 650MHz』が1万8160円。

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