ファイルメーカー(株)は1日、同社のデータベースソフト『FileMaker Pro 5.5』向けのサーバーソフト『FileMaker Server 5.5』を10月下旬に発売すると発表した。価格は12万9000円。Windows版、Mac版、Red Hat Linux版の3パッケージを提供する。
『FileMaker Server 5.5』Windows版、Mac版、Red Hat Linux版の3パッケージ |
FileMaker Server 5.5は、FileMaker Pro 5.5用のリレーショナルデータベースサーバーソフトであり、Pro 5.5をインストールしたクライアントは、最大250人までServer 5.5に同時接続できる(Apple Talkをプロトコルとして使用している場合は、最大124人)。また、最大2GBのファイルを、125ファイルまで同時に開くことが可能。
Server 5.5はマルチプラットフォームを謳っており、TVP/IPプロトコルによるネットワークであれば、WindowsとMac OS、Linuxの混在する環境でも使用できる。さらに、Server 5.5のプラグインアップデート用フォルダーに最新のプラグインなどを置いておけば、クライアントがアクセスした時点で、自動的にプラグインがクライアント環境にインストールされる。
FileMaker Server 5.5 Windows版 |
また、Microsoft Active DirectoryやNetscape DirectoryといったLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)対応のディレクトリーサービスに登録し、部門単位のネットワークに配置されたServer 5.5を、ディレクトリーサービスを利用して集中して管理することが可能だという。
FileMaker Server 5.5の対応OSは、Windows NT 4.0(SP4以降)/2000およびMac OS 8.6以降/Mac OS X(1パッケージでOS 8.6以降対応版とOS X版の2種類提供する)、Red Hat Linux 6.2/7.0。対応するネットワークプロトコルはTCP/IPのほか、Windows版でIPX/SPX、Mac OS 8.6以降対応版でApple Talkとなっている。