LinuxWorldもあっという間に最終日。基調講演を中心に、今日は会場で見つけた面白いものをご紹介しましょう。
今日の基調講演にはRed Hat社のCEOであるMathew Szulik氏が登壇した。
Mathew Szulik氏 |
同氏の講演のテーマは「学校にLinuxを」。たとえば、同氏の住むNorth Carolina州では、生徒一人あたりのコンピュータ予算はたったの20ドルだという。大学に行っても、コンピュータなど1台もないような環境である。そんな環境にLinuxをインストールしたコンピュータを配置できないかというのが同氏の主張だ。確かに展示会場でKDEやXimian(ジミアン)のGNOMEを使ったデスクトップなどかなり使えそうな環境が整いつつあるだけに、Windowsのリプレイスということではなく、コンピュータのない環境に新規にLinuxデスクトップマシンを、という話も現実味のある話である。中古PCを発展途上国に送るプロジェクトや、MicrosoftとIBMが協力して行なっているプロジェクトもあるが、Linuxもそのようなプロジェクトを立ち上げるよい機会が来ているのではないだろうか。