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キューブ型インテリアマシン自作編 ~予告編~

2001年06月21日 20時33分更新

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電源
AOpen製、150W microATX用電源 FSP-150。サイズは125×100×64(mm)(突起部含まず)と極小ではないが、手頃な価格が魅力で購入

 内部の密度を考えてみると、超小型のATX電源、2.5インチHDD、ノートPC用のコンボドライブなど、欲しいものが決まってくる。精密な寸法は機器を入手してからでないと測定できないので、行き当たりばったりにならざる負えないが、小さければ小さいほど良い。まずはケースの材料だが、加工の容易な塩ビ板を使って自作しようと素材の宝庫「東急ハンズ」へ出かけた。板厚の厚い塩ビ板はかなり高価だったので、代用品を捜すと20cm角のアクリル製ケースを発見した。ディスプレイ用のケースらしく、透明度の非常に高い3mm厚のアクリル製で、価格も1920円とお手ごろ。アクリルは割れやすく加工が難しいので悩んだが、一緒に蓋(860円)も売っていたのでこれを購入した。このケースにマザーボードを入れてみると丁度良い寸法だ。これに合わせて秋葉原で電源を捜す。期待していたようなベアボーン用の超小型のものは見付けられなかったので、MicroATX用の小型電源を3480円で購入。“超”小型とはいえないが、普通のATX電源と比べれば約半分程の容積だ。いよいよ納まりきらない場合は分解してしまおう。一番大きなパーツはマザーボードと電源なので、この2つが揃うと概ねのパーツの配置が決められる。どうにか20cm角に通常のPCの機能を収める目途が立ってきた。



購入したアクリルケースと電源、マザーボード。右に映っているものは普通のサイズのATX電源。

 次回は残りの素材とパーツを調達し、最強のインテリアPCを製作する。最大の難関は電動ハッチの構造だが、是非とも大袈裟なギミックを搭載したい。またまた無謀な改造になってしまいそうで完成するのか激しく不安だが…。そんなわけで次回、透明ケース製作でお会いしましょう。



【筆者プロフィール】森本琢司氏。本来はペルチェなどを使ったオーバークロック系、冷却系に一番関心があるのだが、趣味でPC改造も数多く手がけている。ハンドニプラーやその他工具を使っての改造は得意中の得意

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