富士通(株)は16日、企業向けデスクトップパソコン『FMVシリーズ』として、PentiumIII-1.13GHz搭載モデルなど全12機種を発表、同日より販売を開始したと発表した。出荷時期は4月中旬から7月上旬。ラインアップは、スリムタワー型『SLシリーズ』、『CLシリーズ』、液晶ディスプレー一体型『CXシリーズ』、マイクロタワー型『MLシリーズ』の4シリーズ。
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新『FMV』シリーズではフロントパネルのカラーを選択できる |
新機種では、フロントデザインを一新し、パソコン前面のカラーを変更するカスタムメイドメニューを用意する(選べるカラーは赤、青、緑、グレーの4色)。また、今月から施行されたグリーン購入法で規定しているエネルギー消費効率の基準値(0.043以下)を全機種でクリアーしている。
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『SLシリーズ』 |
『SLシリーズ』の上位モデル『FMV-611GSL7e/FMV-610GSL7e』は、CPUにPentiumIII-1.13GHzを搭載し、820チップセットの採用により、PC800 RDRAM(ECC対応)や、AGP 4X、133MHzシステムバスをサポートする。またグラフィックスチップにカナダATIテクノロジーズ社の『RAGE 128 Ultra 4XL』を搭載する。最小構成となる『FMV-6766SL7c』の仕様は、Celeron-766MHz、815E チップセット、64MBのSDRAMメモリー、30GBのHDD、最大40倍速のCD-ROMドライブ、100BASE-TX(Wakeup on LAN対応)インターフェースとなる。OSはWindows 2000/NT 4.0/Me/98/95。価格は14万8000円。
そのほか、幅80mmのコンパクトな筐体を採用した『CLシリーズ』の最小構成の『FMV-6766CL7s』は、VIA ProSavage PM133チップセットを搭載し、CPUはAMD Duron-750MHz、64MBのSDRAMメモリー、30GBのHDD、最大24倍速のCD-ROMドライブ、100BASE-TX(Wakeup on LAN対応)インターフェースとなる。OSはWindows 2000/NT 4.0/Me/98。価格は12万8000円。
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『CXシリーズ』 |
15型TFT液晶ディスプレーを一体化した筐体の『CXシリーズ』の最小構成となる『FMV-6766CX7c』の仕様は、Celeron-766MHz、810E チップセット、64MBのSDRAMメモリー、20.4GBのHDD、最大24倍速のCD-ROMドライブ、100BASE-TX(Wakeup on LAN対応)インターフェースとなる。OSはWindows 2000/NT 4.0/Me/98。価格は29万8000円。5ベイ、4スロット(空き2ベイ、3スロット)の拡張性を持つ『MLシリーズ』は最小構成の『FMV-6766ML7c』の仕様は、Celeron-766MHz、810E チップセット、64MBのSDRAMメモリー、20.4GBのHDD、最大40倍速のCD-ROMドライブ、100BASE-TX(Wakeup on LAN対応)インターフェースとなる。OSはWindows 2000/NT 4.0/Me/98。価格は11万2000円。
今回、820チップセット搭載機種では、UltraDMA/100対応の40GBハードディスクドライブユニット2台を装備し、ミラーリングを行なう『IDE-RAID搭載モデル』を提供する。ミラーリングはRAID-1で、ホットスワップには対応しない。また、データの漏洩を未然に防ぐ“HDDパスワード機能”を標準搭載し、カードのPIN(個人識別番号)情報を各種の認証機能に利用できるスマートカードリーダーライターをオプションで内蔵可能にした。
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