富士通(株)は19日、企業向けデスクトップパソコン『FMV』シリーズの新製品12機種を発表、同日より販売を開始した。新たに液晶ディスプレー一体型や、Pentium
III-733MHzとi820チップセットを採用したハイエンド機種がラインナップに加わった。
液晶一体型の『FMV-6500CX4e』 |
新製品は、液晶ディスプレー一体型の『CXシリーズ』1機種、ミドルタワー型の『TXシリーズ』3機種、デスクトップ型の『DXシリーズ』、ピザボックス型の省スペースタイプ『CLシリーズ』4機種、マイクロタワー型の『MLシリーズ』1機種の合計12機種。
新たに追加された液晶ディスプレー一体型の『FMV-6500CX4e』は、15インチTFT液晶ディスプレー(1024×768ドット/1619万色)と一体となった筐体に、Pentium
III-500EMHz、i810チップセット、64MBのメモリー(SDRAM)、10.2GBのHDD(Ultra-DMA/33)を搭載している。価格は37万8000円で、出荷開始は2月初旬。
ハイエンドミドルタワーの『FMV-6733TX4』 |
またミドルタワーのTXシリーズでは、CPUにFSB133MHzのPentium III-733MHz、チップセットにi820を採用したハイエンドモデル『FMV-6733TX4』が加わった。同製品はメモリーに64MBのRDRAM(PC800)、10.4GBのHDD(Ultra-DMA/66)を搭載する。同製品の価格は44万8000円で、出荷は2月初旬から。
マネージメント面では、全機種とも標準で100BASE-TXのEthernetポートを備え、、WfM(Wired
for Management)2.0に準拠。ネットワーク上の離れたパソコンからマシンを起動できるWake
on LAN機能などが利用できる。また電源管理ソフト『Power MANagement for
Windows』が標準添付され、自動運転やリモートマシンによる電源制御などが行える。オプションで指紋認識装置『Fingsensor』や、スマートカードを利用した個人認証システムが提供され、セキュリティーレベルの高い運用が可能になっているとしている。
今後、全機種でWindows 2000 Professionalプレインストールモデルが用意される予定。