毎週のように登場する冷却関連製品。大抵のものにはそんなに驚かないが、この製品は見た目に大きなインパクトを受けた。ヒートシンクは、CPUコアとの接触面の台から、まるで扇子を開いたように扇状にフィンが広がっている。しかも色がゴールド。
また、写真を見ていただくとお分かりだろうが、薄いフィン1枚1枚には縦長の4本の切り込みがあり、これは後述するファンの空気流を考えてのことと思われる。CPUソケットへの固定は真中に開いている空間に、付属の留め金を通すことで行う。このほかにも、フィンが銅の色(実際には銅かどうか不明)をしたものやシルバーなどのバージョンも用意されている。
ヒートシンクの形状が形状だけに、いったいファンはどこにつけるのだろう? それとも必要ないのだろうか? と疑問に思う人もいるだろう。実はこのヒートシンクには、8cm角のファンがセットになっている。その装着方法がまたユニーク。ケースのブラケット部にネジ留めする形になっており、基本的にはヒートシンクに向かって吹き付けるタイプのようだ。
同梱のマニュアルに書かれていたヒートシンクとクーラーの装着方法 |
こちらは銅色バージョン。材質が銅であるかどうかは不明 |
このクーラーキットは韓国Zalman Techの製品で、製品を見せてくれたショップは高速電脳。試験的に取り寄せたもので、4月にも販売を開始するとのこと。現段階では価格も具体的な仕様も不明のまま。注射器型容器に入ったグリスが付属している。
【取材協力】