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【特別企画】Computex Taipei 2002速報! GeForce4 Ti4400をファンレス化!Zalman製のビデオカード用ヒートシンクが展示中

2002年06月06日 13時11分更新

文● 小磯

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ZM-50P
「ZM50-P」。写真はもっとも汎用性が高いと思われる中型モデル
側面から
側面から

 ユニークな冷却機構を製品化することで知られる韓国Zalman Techから、次はビデオカードをファンレス化するアイテムが登場予定だ。2週間後にサンプル出荷が開始され、夏頃には本格的に流通する予定となっている「ZM-50HP」がそれで、カードのサイズにあわせて3モデル用意されている。

 Zalmanのビデオカード用ヒートシンクといえば、“どうやって装着するのか”が話題となった「ZM17-Cu」が思い出されるが、今回のZM50-HPはその点明快。“U”の字型になった銅製のヒートパイプと、それに付属する銅、もしくはアルミ製のヒートシンクでカードを挟み込むという仕様になっている。ヒートパイプがレールの役割も果たすため、ビデオチップの場所を(ある程度は)問わずに利用できそうだ。



展示中

 ZM-50HPが取り付けられた状態で展示されているのはGeForce4 Ti4400/GeForce4 MX440/GeForce4 MX200カード。カードの大きさにヒートパイプやヒートシンクの長さが比例している。Zalmanによれば、発熱量の気になるGeForce4 Ti4400や、さらに発熱量の高いGeForce4 Ti4600でも問題なくファンレスで動作させられるという。ちなみに会場内で行われていた動作デモではGeForce3 Ti500カードとRADEON 7500カードがファンレスで動作していた。



GeForce4 Ti4400 GeForce4 MX440 GeForce4 MX420
左からGeForce4 Ti4400、GeForce4 MX440、GeForce4 MX420それぞれを搭載するカードに接続したところ
ファンレス動作中
ファンレス動作中のGeForce3 Ti500カード。展示のGeForce4 Ti4400と同じ、大型モデルが搭載されていた
固定部
小型モデルの固定部。カード側のネジ穴にネジ止めする

 人気となっている小型キューブベアボーンPCなど、ケース内密度の高いPCでどこまで動作するか現段階では不明。しかし高性能で発熱量の多いビデオカードを無音で動作させられるとすれば、その魅力は極めて高いと言えるだろう。まだまだ続く静音PCブームに乗って注目を集めるのは間違いない。



固定部
Zalmanブースでは、CPUの熱を直接ケース外へ放出するというダクト付きCPUクーラー「CNPS5700D」も展示されていた。ファンは吸い出し式。ケース内部の熱の影響を受けずにCPUを冷却できるため、CPUの冷却とあわせてケースの冷却も行えるという。4、5度下がるとのこと
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