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知れば知るほど、オモシロイ

ネットワークユーザーのための「メール使いこなし」の常識

2001年02月27日 02時37分更新

文● NETWORK MAGAZINE編集部

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NETWORK MAGAZINE



  • 開発……クアルコム/クニリサーチインターナショナル
  • URL……http://www.eudora.ne.jp/
  • 形態……商用パッケージ
  • 価格……7800円
  • 最新版……4.3J

Eudora

 インターネットメールが今ほど一般的でなかった頃から、世界中のMacintosh/Windowsユーザーから広く利用されてきた「商用」のメールクライアント。米クアルコムが開発し、クニリサーチインターナショナルが日本語版を開発・販売している。

 商用製品として長らくメールクライアント市場を引っ張ってきたEudoraは、機能面や信頼面で一歩先んじている。メッセージフィルタ(振り分け機能)、メール検索、アドレスの入力補完、定型文を使った自動返信、スペルチェックなど、メールクライアントとして必要な機能がすべて備わっていることはいうまでもない。加えて、ユーザーインターフェイスが洗練されていることも、Eudoraの特徴だ。大きくて使いやす いボタン類、ファイルブラウザや署名ファイル/定型文書の選択画面などに切り替わるメールボックスビュー、ウィンドウをいくつ開いてもWindowsのタスクボタン風の操作で切り替えができるメッセージビューなど、きめ細かな操作性を実現した環境は使っていて気持ちいいほど。

 ただ、多くのメールクライアントがシェアウェアや無償ソフトとして提供されるようになった現在、ユーザーにとって商用という位置づけはやはりマイナス要因。しかし、広告を表示することでライセンス料を賄う「スポンサーモード」が追加され、「タダ」でフルスペックのEudoraを利用することも可能になっている。

 スポンサーモードでは、広告がウィンドウの一部に常に表示されることになるが、これは静止画であるため邪魔な感じはない。むしろ、ユーザーの登録属性に応じて一定時間ごとに切り替わる広告は、あればそれなりに重宝する。もちろん、広告なしの「ペイドモード」もあるが、この場合従来とおりライセンス料(7800円)を払う必要がある。なお、機能限定で無償利用できる「ライトモード」もこれまでとおり提供される。

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