プラネックスコミュニケーションズ(株)は、ADSLやCATVなどを利用した高速なインターネット接続環境を、複数の端末で共有できるNAT/IPマスカレード機能を搭載したブロードバンドルータの新製品「BRL-04F」を発表した。
光ファイバでのインターネット接続にも対応できる、8.5Mbpsという高スループットを実現した低価格ブロードバンドルータ「BRL-04F」。 |
BRL-04Fは、既に発売されている「BRL-04」より処理能力の高いCPUを搭載し、WAN-LAN間のスループットは8.5Mbpsと、従来の4倍程度の高速化を実現している。ADSLやCATV、専用線接続に加え、NTT東/西日本の提供する光加入者回線を利用した定額制インターネット向け接続サービス「光・IP通信網サービス(仮称)」にも対応できる製品だ。また、処理能力の向上と高スループットの実現により、企業など接続クライアント数の多い環境にも対応できる。
そのほか、本体に内蔵する4ポートの10BASE-T/100BASE-TXスイッチングハブ機能は、LAN側/WAN側共にUplinkポート(※1)を備え、またPPPoE(※2)をサポートし、NTT東/西日本の提供する地域IP網を利用したインターネット接続に対応しているなど、ブロードバンドルータとしての機能はBRL-04をほぼ継承する。
価格はオープンプライスで、PCI-Directでの直販では2万4800円で購入できる。1月末から販売が開始される予定だ。
※1 Uplinkポート: 複数のネットワークハブのポート同士をケーブルでつなぎ、ハブ同士を階層状に接続(カスケード接続)する場合に利用するためのポート。MDIポートとも言う。このポートと通常のポート(MDI-Xポート)はストレートケーブルで結線する。※2 PPPoE: PPP(Point to Point Protocol)は、電話回線経由でPCなどをネットワークに接続するダイヤルアップ接続で一般的に利用されているプロトコル。本来、シリアル回線上で利用するPPPを、Ehernet上で利用する技術がPPPoE(PPP over Ethernet)。フレッツ・ISDNをはじめとする、NTT東/西日本の提供する地域IP網経由でインターネットサービスプロバイダにダイヤルアップする場合には、PPPoEに対応した機器が必要になる。
プラネックスコミュニケーションズ(株)
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