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初登場のKT133A搭載マザーボードはEPoXから!クールな化粧箱に入って登場!!

2000年12月21日 22時29分更新

文● 小板

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EP-8KTAシリーズでは初めてKT133Aを搭載した「EP-8KTA3」

 とうとう初のKT133A搭載マザーボードがアキバのショップに並んだ。製品はEPoXの「EP-8KTA3」。「EP-8KTA」シリーズでは4枚目となる。当初、KT133マザーでは出遅れてしまった同社だが、今回の早い出足とその機能に期待がかかるところだ。



半透明のクールな化粧箱にEPoXのロゴと「8KTA3」の文字が印刷されている
内箱には紐の取っ手がついており、写真のように引き出す形になる

 KT133AはFSB設定クロック133MHzに対応したKT133のバージョンアップ版と考えればよい。NorthBridgeはVT8363A、SouthBridgeはVT82C686Bとなっている。
 さて、一見して驚くのはボックスだ。半透明のカバーにEPoXのロゴの緑色とグレーで大きく書かれた8KTA3の文字の組み合わせは、これまでにないお洒落なスタイル。さらに、手提げ用の紐を引けば本体が収納された箱がでてくる形になっており、店頭に積み上げられればユーザーに強くアピールする存在になるだろう。

4700μFと3900μFの大容量電解コンデンサ。背が高いものがCPUソケット近くに7本たっているため、クーラー取り付け時には注意が必要だ。

 機能の方は、EPoX製らしくFSB設定クロックは100~166MHzまで27通り、倍率も5~12.5まで0.5刻みで設定が可能(マニュアルによると、他にAGPVcoreが0.1~0.5まで5通り設定可能とある)。ただしFSB設定クロックは、同社のBXマザーボードではお馴染みだった全て1MHz刻みの設定にはなっていない。が、これらの設定が全てBIOS上から行えるというのは大変有難いところだ。KT133マザーボードで名をはせた「A7V」は、いちはやく倍率変更機能を搭載して話題となったが、ディップスイッチでの設定であったため若干手間がかかった。その意味で、このEP-8KTAはユーザー(特にオーバークロッカー)の志向を十分に配慮した製品と言えそうだ。ただ、設定が多ければよいというものではなく、AthlonはPentium IIIに比べてオーバークロックが厳しいのを肝に銘じておかなければならない。



同社の製品ではお馴染みとなった、オンボードデバッグカードは、このボードでも健在だ

 さらに、この製品では同社お馴染みとなったオンボードデバッグカードを搭載。万一マザーボードが起動しない時など、その原因を英数文字の組み合わせで知らせてくれる。代理店であるマスタードシードの日本語マニュアルが同梱されている。ボードのリビジョンは0.3であった。
 今回入手した製品ではオプション扱いとなっていたが、基板にはRAIDコントローラ用のパターンが残っており、今後サポートしたリビジョンもでてくる可能性もある。

 入荷が確認できたのは高速電脳(1万9800円)のみだが、PCiN、ZOA秋葉原本店ほかいくつかのショップでも入荷待ちの状態だ。
なお、近日中にこのマザーの動作テストレポートを報告する予定である。



【取材協力】

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