KT133Aチップセットを搭載するIwill製マザーボード「KK266」が、T-ZONE.PC DIY SHOPへ大量に入荷している。
同マザーボードの基板を見てみると、Socket462がずいぶんと端の方にあるのが目につく。さらに、他のマザーボードに比べて、ソケット周りも相当すっきりとしている。CPUクーラーの取り回しは楽だろう。気になるのは、CPUクーラー取りつけ時、最初に引っかけるツメのすぐ近くにコンデンサがあること。それほど大きなコンデンサではないが、これが原因で超大型のクーラーは装着できない場合があるかもしれない。
Socket462周辺。すっきりしているのが分かるだろう。なお、NorthBridgeのヒートシンクにファンは装着されていない。これはSoltekの“SL-75KAV”シリーズと同じだ |
一方基本的なスペックは、これまでに登場している他社製のKT133A搭載マザーボードと同様。NorthBridge“VT8363A”でFSB266MHzに対応し、メモリは従来どおりのPC133 SDRAMが使用できる。SouthBridge“VT82C686B”でUltraATA/100に対応するのも変わりない。スロットの数はAGP×1、PCI×5、PCI/ISA×1で、この構成はEPoXの「EP-8KTA3」やABITの「KT7A」と同じだ。
DIMMスロットは3つで、最大1.5GBのメモリを搭載可能。Iwill独自の周波数設定機能“MicroStepping”により、FSBは100MHzから1MHz単位で変更できる(最大値は不明)。また、オンボードでアナログ4.1チャンネル出力に対応するC-Media製のサウンドチップ“CMI-8738”を搭載するのも特徴と言えるだろう。価格は1万7800円。
ちなみに、KK266のシリーズではIDE RAID機能を追加した「KK266-R」もラインナップされているが、こちらは18日現在、市場には出てきていない。
KK266-RではAMIのIDE RAIDコントローラが搭載されると思われるランド。サムネイルをクリックすれば分かるが、マザーボードのリビジョンは1.1だ |
KA266/KA266-Rの本格流通が開始のもよう
なお、18日には、ALiMAGiK 1チップセットを搭載するDDR SDRAM対応マザーボード「KA266」と、そのIDE RAID機能搭載版「KA266-R」が、DDR SDRAMを同梱しない状態で比較的大量に入荷している。入荷したショップではほとんどが「どうやら本格的に流通が始まったようだ」と話しているほか、ZOA 秋葉原本店のように、19日以降入荷すると予告しているショップもあり、もう品切れの心配はなさそうだ。
マザーボードのリビジョンは1.3となっている |
18日現在の価格情報
【KA266】価格 | ショップ |
---|---|
\19,200 | コムサテライト1号店 コムサテライト3号店 |
\19,799 | ソフマップ1号店 Chicago館 |
\19,800 | 高速電脳 コムサテライト2号店 USER'S SIDE本店 |
価格 | ショップ |
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\22,200 | コムサテライト1号店 コムサテライト3号店 |
\22,799 | ソフマップ1号店 Chicago館 |
\22,800 | 高速電脳 コムサテライト2号店 |