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NTTドコモ、MPEG-4によるPHS経由の動画配信サービスと専用端末を発表

2000年11月29日 23時45分更新

文● 編集部 佐々木千之

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(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは29日、PHS公衆回線を利用したMPEG-4動画配信サービス“M-stage visual(エムステージ・ビジュアル)”を12月8日に開始すると発表した。同サービスに対応した専用端末『eggy(エッギィ)』も8日に発売される。

M-stage visual

M-stage visualは、NTTドコモのPHS公衆回線を使ったインターネット接続サービス“mopera(モペラ)”を利用し、MPEG-4形式で配信される音声付き動画番組を配信するというもの。サービス提供エリアは全国で、PIAFS 32kbpsおよび64kbpsのどちらでも利用できる。12月8日のサービス開始時点で47チャンネル130以上の番組が用意されるとしている。サービスの利用には、月額200円の基本料金と、毎分15円のPHS通信料、さらにコンテンツごとの情報料(有料コンテンツの場合)が必要。なお、2001年5月まで月額200円の基本料金は無料でサービスするとしている。

提供予定の番組のうちいくつかをあげると、ニュース配信を行なう(株)時事通信社の“時事VisualNews”、映画情報を提供するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)の“TSUTAYA online”、ヒット曲のビデオクリップなどを配信する(株)スペースシャワーネットワークの“スペースシャワーTV”、アニメ情報を配信する(株)サンライズの“ひのぼりチャンネル”など。また関東の民放テレビキー局はそれぞれ自社のチャンネルもち、番組提供を行なうとしている。

eggy

eggyはNTTドコモのPHSおよびドッチーモ端末と専用接続ケーブルを使用して接続するか、あるいは背面のコンパクトフラッシュスロットに『パルディオ611S』や『P-in Comp@ct』を挿入して、PHS公衆回線にアクセスする仕組み。価格はオープンプライスだが、店頭での価格は2万5000円程度になる見込み。

『eggy(エッギィ)』
『eggy(エッギィ)』
eggyのプロトタイプ
10月に開催されたCEATECのドコモブースで展示されていたプロトタイプ
電話型プロトタイプ同じくCEATECのドコモブースで展示されていた電話一体型。今後このような端末の登場も予想される

eggyの主な仕様

ディスプレー バックライト付きTFT低温ポリシリコンカラー液晶(557×234ドット)
カメラ部 35万画素プログレッシブCCD
サイズ 幅131×奥行き39×高さ81mm(突起部除く)
重さ 約225g(電池含まず)
連続通信時間 約70分(専用ケーブルで接続した端末の場合)、約60分(コンパクトフラッシュスロットに挿入した端末の場合)
連続表示時間 静止画/動画 約70分
連続撮影時間 約65分(静止画)
連続撮影枚数 約140枚(640×480ドットの静止画)
内蔵メモリー 約6MB
入力方式 タッチパネル(ソフトウェアキーボード)、十字キー
電源 専用リチウムイオン充電池
メール/インターネット機能 インターネットメール、パルディオEメール対応、簡易ウェブブラウザー搭載
その他 ビデオ出力機能、顔写真付きアドレス帳機能

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